世界的にも学力の高さが評価されているシンガポールの公立小学校や中学校は、日本人を含む外国人居住者にも高い人気があります。教育省では小学2年生以上の編入学試験Admissions Exercise for International Students(AEIS)を毎年実施してきましたが、昨年よりその選抜方法が大きく変更されました。
これまで小学校2年生以上への編入を希望する場合はAEISで英語と算数の試験が課されていましたが、今年からは以下のように変更されます。
❶ AEIS出願以前に、ケンブリッジ教育機構が実施しているケンブリッジ英語検定(CEQ)で一定水準の成績をクリアすること
❷ CEQのスコアなどの受験資格を満たした場合、AEISの算数の試験のみを受験すること
CEQの成績(ケンブリッジ英語スケール、CES)の求められる水準は学年ごとに異なります。
例えば2023年1月1日に満7歳のお子さんの場合 ● 受験すべきCEQ :A2 Key for Schools ● CESの必要スコア :100 以上 ● AEISの出願学年 :Primary 2 ● AEISの内容 :教育省シラバスPrimary 1算数の学習範囲 ● 結果は以下のいずれか:Primary 2編入、Primary 1編入、 または不合格 |
CEQの試験は日本を含む海外でも1年に複数回受験ができることや、過去1年以内の成績を提出できることから、より柔軟に準備や受験ができる一方で、最終結果によってはこれまで通り学年を下げての編入となる可能性もあることなどに留意が必要です。学年ごとの必要スコアなど詳細については、教育省のウェブサイトでご確認ください。 https://www.moe.gov.sg/international-students/aeis