シンガポール教育省は学校をベースとした学童保育施設の設立を推進しています。昨年7月までに190校ある公立小学校の内、135校に設立され利用児童数は約15,000人になりました。20年末までには全ての小学校への設立を目指しています。4年前は約50校に3,000人ほどの児童数だったことと比較すると、順調に拡充していると言えるでしょう。
学童保育には学外で運営されているものと学校内に併設されている場合がありますが、どちらも運営は行政でなく民間の業者が行っています。費用は月額およそ$260~$290ほどで、低所得の家庭には政府から補助金が支給されるため、自己負担額は$5ほどで利用できます。
共働き家庭の多いシンガポールでは、6年生まで子どもたちが安心して過ごせる放課後の環境整備はとても重要です。
クラブ活動や補習がない児童は、学童で宿題タイムや外遊びなどをして、最長19時まで過ごします。長期休暇中は、スポーツや遠足など特別カリキュラムが用意されます。学童に通う子どもたちは多彩なプログラムを満喫し、楽しく通っているようです。