学校・幼稚園コラム
シンガポール(およびマレーシア ジョホールバル)<br/>インターナショナルスクール 保存版<br/>お役立ちマップ・リスト(2019年3月現在 保存版)

多くのインターナショナルスクールではこの時期、8~9月の新学年に向けて出願を受け付けています。海外在住のご家庭では、お子さまの学校にインターナショナルスクールを選択肢として検討されている方も多いことでしょう。

各学校にはさまざまな特徴がありますので、ぜひオープンハウスや個別見学に足を運び、学校の授業や生徒の様子をご自分の目で確かめることをおすすめします。在校生の保護者やプロのアドバイザーに話を聞いてみるのも良いかもしれません。

ご家族皆さまで、お子さまの今後の学校選択や将来の夢・目標を語り合いながら、納得のいく学校選びができますように願っています。この特集が、お子さまにふさわしい教育の場を探す一助になれば幸いです。

※シンガポールから通学可能なマレーシア ジョホールバルの学校を一部含みます。詳細は各校にお問い合わせください。シンガポール(およびマレーシア ジョホールバル)<br/>インターナショナルスクール 保存版<br/>お役立ちマップ・リスト(2019年3月現在 保存版)

お役立ちチェックリスト

学校訪問やお問い合わせの際には、事前に気になっている項目をリストアップしておきましょう。

<チェック項目例>
□ 英語が母語レベルではない場合、英語サポート(ESL/EAL)の有無、頻度や時間数など
□ どの学年に入れるか(学校によって年度の区切りが異なるため)
□ 教師陣の国籍の内訳、資格など
□ カリキュラム、宿題についてのポリシーなど
□ 学校の場所や、スクールバスのルート
□ クラブ活動の種類や校外活動の内容
□ 学校の規模、1クラスの人数
□ 授業料、設備費、支払方法など
□ 進学カウンセラーの有無
□ 生徒の国籍の内訳、日本人の割合
□ 学校の設備(校庭の広さ、特定のスポーツや音楽、IT 教育の環境など)
□ 中高生の場合は、大学の進学実績、IBスコアの実績など
□ 日本語学習プログラムの有無、母語レベルかどうか
□ 給食の有無・食堂の環境
□ 長期休暇の時期
□ IBの場合、日本語を選択できるか。高度なHLか、標準的なSLか
□ アレルギー対策
□ 日本人教員・職員の有無
□ 編入可能な時期(ウェイティングリストの有無)
□ 入学・編入試験の有無

お役立ちマップ

2019年3月25日現在の情報をもとにしたイメージ地図です。掲載をご了承いただいたインター校のみご紹介しています。詳細は各校にご確認ください。

本誌掲載の記事・写真・データを無断で掲載および複写することは法律で禁じられています。個人以外のご使用についてはお問い合わせください。

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シンガポール
インター校 豆知識

新学期:シンガポールの多くのインター校は北半球の学校カレンダーを採用しており、8~9月が新学年となります。オーストラリア系やシンガポール人も入学を認められている学校は、南半球カレンダーをもとに1月に新学年となります。

出願について:インター校の多くではウェイティングリストが存在するので、希望の学校へは早めの見学・出願が必要です。

インター校の種類:外国人子女のみを受け入れる学校と、シンガポール政府の規定によりシンガポール人も在籍している学校があります。必要なビザの種類(Dependent Pass、 Student Pass)に関しては、学校で確認しましょう。

日本語プログラム:学校によりカリキュラムの一部として、または放課後の課外活動や生徒が主体となって自習するセルフスタディの科目として学習できるケースなど、さまざまです。受講にあたり、別途料金が必要なこともあります。なお、IGCSEの日本語科目は2017年に試験実施が終了したため、学校によっては別の学習課程を導入しています。詳細は各校に確認しましょう。

英語補習:大きく分けて、入学時に学年相当の母語レベルの英語力を求める学校と、非英語圏からの子女に英語補習プログラムを設けている学校があります。形式には2タイプあり、英語補習クラスに所属しながら徐々にメインストリーム(英語を母語とする生徒のための一般クラス)の授業参加を増やしていくタイプと、メインストリームに所属しながら、取り出し授業などで適宜英語の補習を受けるタイプがあります。補習授業については、別途料金がかかることもあります。

ローカルインター:シンガポール教育省が特別に中学校からシンガポール人の入学を認めているインターナショナルスクールのこと。ACS(International)、Hwa Chong International School、St. Joseph’s Institution International Schoolの3校を指します。

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お役立ちリスト

● 2019年3月25日現在の情報です。詳細は各校にご確認ください。
● ピンク色の学校は、マレーシア・ジョホールバルにあります。
● 日本語・英語補習のプログラムでは、追加の授業料が必要なものもあります。詳細は各校にお問い合わせください。

各インター校へのお問い合わせ時には「Springを見ました」とお伝えください。

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『インターナショナルスクールの魅力』
次ページをご覧ください。

インターナショナルスクールに通う日本人のお子さんは、近年増加傾向にあります。Springでは、実際にお子さまを通わせている保護者の方に、インターナショナルスクールの魅力や、これから選択肢としてインターナショナルスクールを考える保護者へのアドバイスを聞きました。

インターナショナルスクールの魅力

●英語力が自然に

最初は英語がわからず本人も親も不安でしたが、EALのクラスで丁寧に指導していただき、また毎日お友だちとも英語でコミュニケーションを取ろうと努力していたせいか、自然に英語力が身につきました。

●多様な環境

学校にはさまざまな国籍の子どもが在籍しており、国籍や肌の色など関係なくお友だちになれる環境は貴重だと思いました。学校が生徒たちの多様性を大切にしていて、それぞれの文化をポジティブに捉えて互いに尊敬し合うような姿勢を促しているのも、素晴らしいと思います。

●国際的なカリキュラム

海外生活が長くなりそうなので、国際的な統一カリキュラムとして世界でも評価されている「国際バカロレア(IB)」カリキュラムの学校を選びました。探究心を育み、プレゼンテーションやディベート、STEM(科学・テクノロジー・工学・数学を同時に学ぶ教科)など、世界で通用する力をつけていると感じます。高校卒業のディプロマまで修了したら海外の大学も視野に入れられるので、魅力です。

●奉仕の精神など

カリキュラムの内外で奉仕活動や模擬国連などに参加する貴重な機会が多く、社会とのつながりや自分がどう貢献できるかを意識できます。道徳観や人間力の向上にもつながると思いました。

インターナショナルスクールを考えている保護者へのアドバイス

◆補習校や学習塾で国語の教育を受けることはできますが、年齢相応の日本語の維持には家庭での日々のサポートが必須です。日常会話と受験で求められる「日本語力」は異なりますので、日本語の読み書きをする機会を積極的に設けることをおすすめします。

◆日本的なマナーや掃除の習慣などを身につけるには、家庭での取り組みが必要です。

◆学校によっては保護者の学校行事やボランティア参加があるため、積極的な関わりが求められることもあります。また、プレイデートやお誕生会などの学校外の行事も盛んです。

◆生まれ月などにより、日本の学年と一致しない場合があることに留意が必要です。帰国して日本の学校に入る時に、学年に応じた修了資格や卒業資格などが満たされているか確認が必要になります。

◆夏休みなど、長期の休暇中に日本の学校で「体験入学」「短期編入」を経験し、日本の学校の雰囲気を体験することをおすすめします。詳しくは学校や自治体にお問い合わせください。

◆家族が帰国しても子どもが残る可能性がある場合は、学校によりStudent Pass(学生ビザ)での在学が可能かどうか確認が必要です。

カリキュラムの略語と正式名称など

米国
<AERO>
American Education Reaches Out
海外校で実施される米国式教育カリキュラム
<AP>
Advanced Placement
高等学校の成績優秀者を対象にした大学相当の高度なカリキュラム
<WASC>
Western Association of Schools and Colleges
米国西部地域私立学校大学協会
アメリカの高等学校修了証・大学入学資格

英国
<A Level>
GCE-Aレベル(General Certificate of Education, Advanced Level)
GCSEの後に受ける2年間の英国高等教育カリキュラム
<GCSE>
General Certificate of Secondary Education
英国義務教育(5~16歳)の修了試験
<IGCSE>
International General Certificate of Secondary Education
海外生のために整備され英国内でも採用されている国際的な義務教育修了試験
<Pearson Edexcel International GCSE>
英国認定機関ピアソンエデクセルによる海外生のための英国義務教育修了試験
<Pearson Edexcel IAL>
Pearson Edexcel International Advanced Level
英国認定機関ピアソンエデクセルによる大学入学準備カリキュラム
<Pearson BTEC Level 5HND Diploma in Business>
英国認定機関ピアソンエデクセルによる実務的学習資格
レベル5ビジネス・ディプロマ

その他
<ESL/EAL>
English as a Second Language/English as an Additional Language
英語補習のプログラム・クラス

国際
<IBPYP>
International Baccalaureate Primary Years Programme
3~12歳までが対象の国際バカロレア初等教育プログラム
<IBMYP>
International Baccalaureate Middle Years Programme
11~16歳までが対象の国際バカロレア中等教育プログラム
<IBDP>
International Baccalaureate Diploma Programme
16~19歳までが対象の国際バカロレアディプロマプログラム
<IB Certificate>
International Baccalaureate Diploma Certificate
国際バカロレアサーティフィケイト
<IPC>
International Primary Curriculum
国際プライマリーカリキュラム

シンガポール
<Singapore Cambridge Lower Secondary>
シンガポールの中学1~2年生用教育カリキュラム
<Singapore-Cambridge GCE 'O'Level>
GCSEに相当する、シンガポールのセカンダリースクール修了試験

オーストラリア
<AUSMAT>
Australian Matriculation Programme
西オーストラリアカリキュラム
<New South Wales Higher School Certificate>
オーストラリアの高等学校修了証・大学入試資格認定基準
<WACE>
Western Australian Certificate of Education
西オーストラリアの高等学校修了証・大学入試資格認定基準

Springウェブサイト限定!
各インターナショナルスクールの日本語以外の外国語プログラムについても詳細に掲載しています。
ローカル校については特集記事「現地校徹底解説」などをご参照ください。
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シンガポール現地校徹底解説【前編】https://spring-js.com/singapore/7261/
シンガポール現地校徹底解説【後編】https://spring-js.com/singapore/7618/

インター校の詳細情報はこちら
https://spring-js.com/singapore/singapore02/international/

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