11月に日本の伝統文化を学ぶ行事の一つとして「書道体験」を行います。まずは「書き初め」の由来を知り、その後「水書」を行います。実際に筆を使う体験を通じて、日本の伝統文化である書道に親しむことをねらいとしています。
書道体験のねらい
① 正しい文字の書き方や筆の運び方を身につける。
②「 とめ・はね・はらい」の感覚を理解する。
昨年から補習校では墨ではなく、水を使う「水書」を導入していますが、長所として以下の点が挙げられます。
① 服を汚す心配がなく、準備や後片付けが容易である。
② 何度も繰り返し字を書くことができるので、正しい筆の運び方を覚える。
③ 水が乾けば繰り返し使用できるので経済的である。
特に、「とめ・はね・はらい」に気をつけて字形を書くことは、多くの字を正しく書けるようになる秘訣です。この書道体験を通じて、児童生徒たちが字を上手に書こうとする意欲を持つことと、「日本人会書き初め展」に多くの作品が出品されることを願っています。
学年 | めあて |
小1・2年 | 姿勢や用具の持ち方に気をつけ、丁寧に書く。 |
点画の長短、接し方、交わり方に注意して、筆順に従って正しく書く。 | |
小3・4年 | 文字の組立て方に注意して、文字の形を整えて書く。 |
文字の大きさや配列に注意して書く。 | |
小5・6年 | 点画の筆使いや文字の組立て方を理解しながら字形を整えて書く。 |
字配りよく書く。 | |
中学部 | 字形、文字の大きさ、配列・配置などに配慮し、調和よく書く。 |