イギリスの全寮制スクールが起源の「ハウスシステム」は、現在シンガポールの多くのインターナショナルスクールでも導入されています。学年を超えて子どもたちや教師たちが縦割りの「ハウス」に所属し日々の活動を行う中で、子どもたちは安心して学校生活を送るための「居場所」を見つけることができます。学校の各活動をハウス対
抗で競い合うことで責任感や仲間との助け合いの精神、他者を思いやる心などが育まれ、豊かで健全な人格の育成に役立っています。
「ハウスシステム」は学校内のコミュニティに限らず、広く、社会にも良い影響を与えています。例えばダリッジカレッジシンガポールでは、国連が提唱する地球環境や差別などに関する持続可能な開発目標(SDGs)の中から各ハウスで毎年目標を決め、生徒がリーダーシップを発揮しながらさまざまなイベントやプロジェクトを実行しています。
授業で接する機会のない教師と交流したり、上級生・下級生が協力し合い目標を実現させていくことは、子どもたちにとってかけがえのない経験となっているのです。
※「ハウスシステム」の有無や詳細は直接各校にご確認ください
◉ 関連情報
Dulwich College(Singapore)
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