シンガポール日本人学校の広場

第59回 中学部

令和6年度がスタートしてから2ヵ月が過ぎようとしています。今年度、中学部に入学してきた1年生は153名です。入学式のときに見せてくれた「凛」とした姿も印象的でしたが今はもうすっかり学校生活にも慣れ、仲間や先輩たちと楽しそうに授業や行事に取り組んでいます。そのような中、今、全校生徒が一生懸命取り組んでいることがあります。その一端を紹介します。

体育大会に向けての取り組み

今年度の体育大会は2つの部門に分けて実施することになりました。その1つはリレーの部です。各学年、学級対抗でリレーを行い学年の順位を決めます。どの学級も上位の順位を目指しているので、その取り組み方もアイディアに満ちています。例えば、走っている姿を撮影し、カーブでの走り方を分析して教え合ったり、バトンパスのときに「はい」と言ってから手を出すという約束を決めたり、テークオーバーゾーン内でバトンパスが完了するように次の走者が受け取る位置を調整したりして作戦を練りながら練習に励んでいます。

また、同時に体育大会本大会部門に向けても「チアリング」の練習に熱が入っています。3年生各学級の団員が中心となって選曲に始まり、振り付けや隊形移動、団員への指導に至るまで。自分たちの思い描くことを全身を使ってどのように表現したら良いか、試行錯誤しています。

随分完成に近い状態になってはいるものの、より良い構成となるよう団員が自分の役割を理解して互いに協力しながら取り組んでいます。そして、その団員の気持ちに応えようと団の仲間たちも心を一つにして懸命に取り組んでいます。

今後の取り組み

体育大会を終えると全校生徒が一丸となって取り組む行事は、9月に行われる「獅和祭」です。今年度は、オープニングでオーキッドクラス生徒の演奏に合わせて「AURALEE」を全校合唱する他、合唱コンクールや個人の特技を披露する「有志発表」があります。

このように、各行事に主体的に取り組める本校生徒のこれからの更なる活躍を支援するとともに、日々の学校生活を通して社会に役立つグローカルな人づくりに励んでいきます。