学校・幼稚園コラム
補習校の広場 ~第32回 お月見集会 「箏の会」の公演~

10月に「お月見集会」が開催されました。内容は下記プログラムの通りです。

この集会のメインは「日本人会・箏の会」の公演です。日本古来の楽器である琴や尺八、三味線をBGMに、なんとも贅沢ですばらしい昔話の朗読が行われました。

どんなにすてきな公演であったか、児童の感想を紹介します。 

 

児童の感想

 静まり返ったホールの中に、美しい琴の音色が響きます。三味線と尺八も演奏に加わりました。そして、お話が始まり、ナレーターが「やまんばと三枚のお札」と題名を読みました。

私は昔からこのお話を怖がっていました。特に夜になって読むと「やまんばが出てくる!」と思って、お母さんにしがみついていました。今、昔のことを考えると「そんなに怖かったっけ?」と思います。もしかしたら、私の読んでいた本の絵が怖かったからかもしれません。このお話は、実は民衆によって口伝えで語りつがれてきた民話だそうです。幼いころには怖いとしか思わなかった民話ですが、10歳になった今、すてきな文化だなと思います。そして「だれが始めたんだろう?」「この文化は何年続いているんだろう?」など、いろいろな疑問がわいてきました。もう一つ、すてきだなと思った文化は、古い楽器で演奏する文化です。琴の美しい音色と三味線のどこまでも響くような音色、そして日本を感じさせるような尺八の音色が重なって、「お月見集会」の間ずっと私の心の中に響いていました。

この美しい演奏とすてきな民話を聴いて、ますます日本の文化を大切にし、守っていきたいと思いました。 

小学部5年 横川珠奈美 

 

2025年1月10日現在の情報です。最新情報は直接お問い合わせください。

- 編集部おすすめ記事 -
study in Japan
シンガポールプレスクール お役立ちマップ・リスト
シンガポール学習塾特集
インター校マップリスト
シンガポール移住 はじめの一歩ガイドブックダウンロード
Kinderland