何でもQuestion & Suggestion 〜読者の質問に答えます〜
「インター校生・現地校生のための国語(日本語)学習」編
<必見!Springウェブサイト限定!>
取材にご協力いただいた教育機関の先生方から
貴重なアドバイスをいただきました。
MES
佐藤 剛 先生
【幼児編】
Q. 英語環境のせいか、家庭でも特に兄弟間などで日本語よりも英語の方が簡単に出てきてしまいます。たしなめたりすると、日本語を強制されたように感じて嫌いになってしまうのではないかと心配です。おすすめの対処法があれば教えてください。
”たしなめる”のでは無く、違うアプローチをされると宜しいかと思います。例えばご家庭で英語が先に出てきた場合に「今の内容を日本語でもう一度教えてくれる」と聞き返す事によってお子さまは「同じ内容」について「英語」と「日本語」二ヶ国語で説明する事となり、内容をより深く理解するチャンスにもなります。その際に「日本語」での説明が不十分だと感じた場合や誤った用法で言葉を用いた場合に修正してあげると良いでしょう。
【小学校低学年編】
Q. この時期の国語力維持・向上について、注意すべきことがあれば教えてください。
日本語の本を読んで下さい。
沢山の本をただ読むのでは無く、一つの本を読み終えた後で感想を聞いてみたり続きを自分で考えてもらう、登場人物(又は筆者)が何故このような行動を起こしたのか(この文章を書いたのか)想像して発表してもらうなど、一冊の本を深く読み込む習慣を付けていくと良いと思います。
【中学・高校生編】
Q. IBで日本語を取る上で、気をつけるべきことを教えてください。IBDPでバイリンガルディプロマを目指したいと思っていますが、アドバイスがあればお願いします。
IBの日本語が始まるまでにIBDPで選定されている課題図書を幾つか読まれておくと良いでしょう。また、読んだ後で内容をサマライズする練習が大切です。IBでは作品の背景、筆者について、テーマ、表現方法を簡潔に適切な言葉でまとめる力が求められます。
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