グローバル教育
『この人からエール 総集編』もう一度伝えたいメッセージ(2020年10月号~2023年7月号)

『この人からエール 総集編』もう一度伝えたいメッセージ

2020年10月号~2023年7月号

これまでさまざまな学校・大学の先生にご登場いただき、教育の特徴や目指される教育観についてお話を伺いました。今号では、読者の皆さまのご要望にお応えし、過去にご登場くださった方のメッセージを改めてご紹介します。  社会が大きく変化する今日において、教育の役割はさらに重要度を増しています。ぜひこの機会に各記事をQRコードからご一読ください。

教育機関名・役職・お写真は取材当時のものです。

2020年10月号

同志社国際中学校・高等学校 校長 戸田 光宣 氏

「違い」という共通点からの出発

本校は、同志社創立100周年の節目にあたる1980年に開校しました。

同志社の創立者である新島襄はアメリカの大学を卒業した日本人初の帰国生でしたので、同志社が帰国生教育に本格的に取り組む本校を開校したことは、当然の流れだと言えるでしょう。校名に「国際」とある通り、全校生徒の3分の2が海外生活経験のある生徒で、その割合も開校時から変わることなく真に国際的な環境があります。バックグラウンドのまったく異なる多様な生徒構成そのものが本校の財産であり、独特で自由な校風の形成に役立っています。

  • 一人ひとりの「個性」を生かすために
  • 「帰国生」の変遷と活躍
  • 「教育のゴール」とは

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2020年12月号

筑波大学 学長 永田 恭介 氏

日本で一番新しい総合大学
~比類ない「国際性」と「学際性」を武器に~

筑波大学は、東京教育大学を前身として昭和48年(1973年)に開学しました。創基は明治5年(1872年)、日本で最も古い高等教育機関(東京高等師範学校)に遡ります。その後、時代の中で変革を繰り返し、日本で一番新しい総合大学として生まれ変わりました。ノーベル賞受賞者が教壇に立ち、オリンピック金メダリストを輩出するなど、人文社会系から医学医療系まで他には類をみない幅広い学問領域を究める「研究型大学」です。

中学や高校に通う皆さんには、ぜひ大学に入る以前に「自分から勉強する」「好きなことをやってみる」という姿勢を身につけていただきたいと強く思います。

  •  比類ない「国際性」と「学際性」
  •  日本の大学が世界で伍していくために
  • 「男女共同参画社会の実現」に向けて

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2021年5月号

海陽学園 海陽中等教育学校 校長 西村 英明 氏

全寮制で挑む「全人教育」

本校は、2006年にトヨタ自動車・JR東海・中部電力など、名だたる企業80社を超える協力を得て設立されました。海外のリーダー養成校の多くは「全寮制」です。それは決して偶然ではなく、何十年、何百年という伝統の中で脈々と築き上げられてきた教育スタイルであり、寮は国の核となるリーダーを育てる重要な教育の場であるのです。「人材の育成」を理念に掲げるに当たり、本校も全寮制の学校を模範としました。イギリスのイートン校をモデルとして、創設までに何度も視察に赴き熟慮しました。

  • なぜ、海陽学園なのか
  • 今後の「新たな取り組み」とは
  • 唯一無二の「寮生活」

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2021年7月号

国際基督教大学(ICU) 学長 岩切 正一郎 氏

「リベラルアーツ」が目指すもの

人は誰しも独自の価値観や考え方を基準に物ごとを見ています。最近では、これを「無意識のバイアス」と表現することがあります。自分では気がつかない偏ったものの見方が自分の中に形成されていることを意味します。国際的な環境に身を置いて多様な人々と対話することによって、自分自身が偏った価値観や考え方を持っていたことに否応なく気付かされます。グローバルな環境に身を置くことは、他者のことを知るだけでなく、自分自身を再認識することになり、自己を確立していく上で大きな意味を持つでしょう。

  • グローバルな環境で他者と自分を知る
  • 「日・英バイリンガリズム」の意義
  • ICUの「リベラルアーツ」とは
  • 実社会で真価を発揮するリベラルアーツ

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2022年 新年号

山梨英和中学校・高等学校 校長 三井 貴子 氏

「国際社会に貢献できる女性」の 育成を目指して

本校は1889年にカナダメソジストの女性宣教師によって設立され、開校当初から国際社会に貢献できる女性の育成に力を入れてきました。校訓に「敬神、愛人、自修(神を敬い、隣人を愛し、自らを律する)」を掲げ、キリスト教の精神のもと、英語教育を殊に重視しながら「国際的な視野に立ち社会に貢献できる自立した女性」を輩出しています。教育現場においもICT化が進んだ現代、環境さえ整っていれば学びに「地方」と「大都市」の差はありません。人として豊かに成長するための教育環境は極めて重要であり、どのような環境を重視するのかが教育現場や各ご家庭に問われています。

  •   ICT導入の先進校として 
  • 「真のグローバル教育」とは
  • 「女子校」の強み ~自立した女性を目指して~
  • なぜ山梨英和なのか

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2022年 4月号

関東学院六浦中学校・高等学校 校長 黒畑 勝男 氏

全ての教育が「平和」に つながることを願って

私たち教育者は、日本の人口減少がもたらす未来社会とその人材育成について、あまりに楽観的過ぎたのではないかと感じます。世界のフラット化が進む中では、生きる世界を別次元にも広げるということが今以上に重要になるでしょう。昨今注目されるのが「グローバル教育」ですが、その教育は単純に特定の国や文化を学ぶことであってはなりません。お互いの国がどのように「平和的な共存」を果たすかを、真に学ぶことだと思います。お子さまがしっかりと自分の立ち位置を見極め、互いに尊重し平和を築くように導くことなのです。平和とは努力して作るものだと疑いません。そしてすべての教育の目的は、「平和」へとつながっていくべきだと信じています。

  •  APUで直面した「多文化理解」
  • 「少子化」がもたらす真の問題
  • 今後の中等教育の在り方
  • 寮は「小さな地球」

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2022年 10月号

関西学院千里国際中等部・高等部 校長 萩原 伸郎 氏

Be here. Be you. Belong.

千里国際中等部・高等部(SIS)は、帰国生の受け入れを主な目的とし1991年に設立されました。子どもたちはこの多様性のあるコミュニティーに加わり、ここでの時間を自分らしく楽しく豊かに過ごし、このコミュニティーのあらゆるレベルの人たちと関わりを持つことを大切にして知的にも社会的にも成長しています。多言語環境の中で培った広い意味でのコミュニケーション力を持ち、思考と行動の指針である5 Respectsを実践する内省的な習慣を持ち、Mastery for Serviceの使命感を持つ世界市民を送り出しています。 
※自分を大切に・他の人を大切に・学習を大切に・リーダーシップを大切に・環境を大切に

  • ふたつの学校、ひとつのキャンパス
  • 自由と責任
  • 在校生の半分は帰国生
  • 帰国生の学習・生活支援 
  • 深い学び、探究的な学習活動

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2022年 12月号

土浦日本大学中等教育学校 校長 堀切 浩一 氏

帰国生の可能性に魅了され 人材育成に挑む

私は長らく公立中学校の教員を務めていました。受験業界には偏差値が浸透していた1980年代、模試で出た結果は概ね受験の結果に結びつくものでしたが、模試の結果を物ともせず挑戦校に挑み、周囲の予想を良い意味で覆す生徒たちがいました。海外で教育を受けた帰国生たちです。帰国生に限っては、偏差値では合格が見込めなくても見事に「合格」をたたき出す生徒が続出していたのです。私は帰国生の可能性の大きさに魅了され、帰国生の才能とそれを育む環境とはどのようなものか、海外在住期間にどのような教育を受けているのかをこの目で確かめたくなりました。

  • 帰国生をとりまく変化
  • 「真にグローバル」な英語教育
  • 高い進学実績が期待される「理系インタークラス」
  • お子さまの進路選択で大切なこと

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2023年 5月号

文化学園大学杉並中学校高等学校 副校長 青井 靜男 氏

2言語×2文化教育で養う 「複眼的視点」と圧倒的な英語力 

本校は、2015年に日本で初めてカナダのブリティッシュコロンビア(BC)州の教育省から海外校として認定されました。以来、日本の教育課程とともにBC州のカリキュラムも提供する「ダブルディプロマコース」を開講しています。当プログラムは日本の文部科学省とブリティッシュコロンビア州(カナダ)教育省の両方から承認を受けており、1つのキャンパスで日本とカナダ2つの学校に在籍していることになる画期的な学び方です。

他に類を見ないこの革新的なグローバルプログラムを展開しながら、学校の更なる国際化とグローバル人材の育成に日々取り組んでいます。

  • 「ダブルディプロマコース」 2言語×2文化教育とは
  • 目指す国際教育とBC州教育の親和性
  • 「文杉」ならではの英語教育とは
  •  共学化の意義とは

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2023年 7月号

啓明学院中学校・高等学校 校長 指宿 力 氏

創立100周年、「チャレンジ」を合い言葉に最適な教育を目指して 

本校は今年、創立100周年を迎えます。これからも時代の変化に対応しながら、開校当時から受け継ぐ建学の精神を土台に時代に即した教育を提供していきたいと考えています。この大きな節目を迎えるにあたり、「教科横断型授業の拡充」と「理数系に力を入れたリベラルアーツ教育の構築」を掲げています。本校の魅力は生徒一人ひとりが成長するきっかけとなる、深く豊かな出会いがたくさんあることです。校名である「啓明」は明けの明星、金星を意味します。本校で学ぶ生徒一人ひとりが将来薄明の星のような輝かしい人生を送ってくれることを願い、日々教育に邁進しています。

  •   理系進学者の増加を目指して
  • 「チャレンジ」を合い言葉に
  • 本校ならではの「読書の時間」
  • 「グローバルリーダー」育成のために

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