新型コロナウイルスの影響で休園・休校・外出自粛が続く中、学習の進捗や受験への不安、心身の健康、家族関係などで悩んでいる方も増えているようです。
こうした中、Springではシンガポールで教育に携わっている多くの先生方に、読者の皆さまへのアドバイスや応援メッセージを寄せていただきましたので、ウェブで順次ご紹介します。

MES Singapore
代表　佐藤 剛 先生

「量より質」、じっくり丁寧に取り組む練習を

この時期の学習について、私からは「量よりも質を重視した学習をする」ことをご提案します。外出が制限され時間が増えたことで、とにかく学習時間を増やしたくなると思います。しかし、ここで敢えて時間量や練習量を増やすのではなく、「一つ一つの問題にじっくりと時間をかけ、丁寧に取り組む練習」をしてみてはいかがでしょう。

もちろん、基礎計算力の向上には反復練習が必要です。そこで、学習時間を増やすのではなく、限られた時間の中で 「反復練習」 の時間と 「正答率を高めるための練習（最後の見直し、途中過程の見直しなど）」の時間をバランス良く配分すると良いと思います。

私は「勉強の時間数が増えれば増える程、集中力は減少し精度は低くなる」と考えています。お子さまの学習に長い時間を費やしているにも関わらず、思うような成果が出ていないと感じている方や、解き方が分かっているのに計算ミスや途中過程でミスが多く見られるお子さまには、ぜひ学習内容を修正することをおすすめします。

※この教育機関の詳細はこちらをご覧ください。?https://spring-js.com/singapore/5024/