バイリンガル教育
英語を本気で武器にする! vol.6 ~日本の学校の取り組み~(2020)
今回のアンケートへの各校の回答詳細を学校ごとにお伝えします。
土浦日本大学高等学校
Q. 英語授業の特徴や他校と異なる点、また使用教材について教えてください。
A. オーソドックスな英語を学ぶ授業だけではなく,英語で様々なトピックを学ぶ授業を行っている。大学受験に対応する英語力だけでなく,国際的なビジネスや研究の分野で通用するアカデミックな英語力を伸ばすことを常に意識している。
Q. 海外在住の受験生(日本人学校生・英語圏以外の在住者などを含む)へのアドバイスがあればお願いいたします。
A. 入学時の英語力は,アジアといっても地域により異なる印象がある。シンガポールや香港と,それ以外の地域では平均値に差はある。伸びしろについては,地域によって平均値に差があるとは考えていない。
英語圏からの帰国生はリスニング力やスピーキング力に優れている一方で,国内生や非英語圏からの帰国生と同様に,上記のような国際的なビジネスや研究の分野で通用するアカデミックな英語力についてはまだまだ学ぶことがある。しかしながら,ある程度意思疎通できる英語力があるだけに,正しい文法や洗練された表現を謙虚に学んでいけるかどうかで伸び悩むかどうかが決まる。日本語でも,中学生が使う日本語と,大人がビジネスや学術の場で用いる日本語が異なるのを考えていただければよいと思う。
結局,出身地域によっての伸びしろの差というより,好奇心と謙虚さという個人の資質による部分の方が大切だと考えている。