英語で学士を取れる日本の大学
英語で学士を取れる日本の大学(2020年)
名古屋大学の「G30(グローバル30)国際プログラム」
名古屋大学では、外国人留学生及び帰国子女生を対象とした「G30(グローバル30)国際プログラム」を開講しています。学部G30は工学部、理学部、農学部、法学部、経済学部、文学部にまたがる10プログラムで構成され、英語で行われる授業のみを受講し学位を取得できます。各プログラムは少人数制で、世界で活躍する研究者から専門的な知識を学ぶことができます。初年次は全学教育科目で、所属学部だけでは学べない幅広い教養・基礎知識を身につけます。2020年春学期は新型コロナウィルス対策でICTを活用したオンライン授業で実施されました。今後の感染拡大状況により渡日できない学生もオンライン授業での履修が可能です。
同大学は2021年に創基150周年を迎える歴史ある大学であり、21世紀に6名もの大学関係者がノーベル賞を受賞しています。G30国際プログラム学部卒業生は、同大学のほかオックスフォード大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、ETH、MIT、カリフォルニア大学、CalTeckなど世界のトップ大学院に進学したり、国際企業に就職して活躍しています。日本企業への就職も考え、1~2年生には日本語の授業も用意しています。質の高い教育を今後もG30プログラムで発展させ、国際的に活躍できる人材を育成します。
名古屋大学
<入試形式>
書類審査と面接(入試は全てオンラインで英語で実施)
<英語学位プログラム対象学部>
自動車工学プログラム(工学部機械系、工学部電気電子情報系)、物理系プログラム(理学部)、化学系プログラム(理学部、工学部)、生物系プログラム(理学部、農学部)、国際社会科学プログラム(法学部、経済学部)、「アジアの中の日本文化」プログラム(文学部)
<入学時期>
10月
<募集人数>
若干名
G30(グローバル30)国際プログラムは、国籍に関係なく、外国の教育制度に基づいた教育を受けてきた学生を対象にしたプログラム。英語で行われる授業のみを受講し学士の卒業単位を取得できる教育体制で、世界で活躍する研究者から専門知識を学ぶことができる。2011年10月に1期生を迎えて以降、世界中から学生を受け入れており、10期生となる2020年10月入学の学部出願者数は、入学定員の10倍以上に達している。学部受験生はG30奨学金に応募可能なほか、シンガポールの学生はJUGAS奨学金(The Japan University Graduates Association of Singapore)に応募可能。
Spring 編集部が聞きました
名古屋大学
メイデリーン リュウさん
3年生(国籍:シンガポール)
Q1 なぜ同学を選んだのですか。
以前から日本に留学して日本語能力を高めたいという意欲がありました。名古屋大学G30プログラムを知り、日本の環境に身を置きながら専門的な勉強は英語で学ぶことができるため自分にぴったりだと思ったからです。
Q2 大学生活の様子をお聞かせください。
現在は農学部生物系プログラムに在籍し、卒業論文のため研究室に参加しながら、論文のため実験を行う日々を過ごしています。
Q3 将来の夢は何ですか。
さまざまな国からの留学生と交流を深め、これからも英語と日本語で人と関わり続けていきたいです。
※名古屋大学の詳しい情報はこちら
https://spring-js.com/japan/888/
取材先(※各大学名をクリックすると詳細ページに移動します): <私立大学>慶應義塾大学上智大学立命館アジア太平洋大学(APU)立命館大学早稲田大学<国立大学>岡山大学筑波大学名古屋大学 |