新型コロナウィルスによりイベント等は急な変更もございます。事前に必ずお問い合わせください。

シンガポールの教育情報 SPRING

国・地域を選択する

帰国に備えて

特別企画

帰国受験の今 ~2017年の中学・高校受験を振り返る

2017.06.23

LINEで送る
Pocket

enaシンガポール

Q1. 詳細 2017年の受験では、例年と異なる点はありましたか。

中学受験

  • (帰国枠)では、全体的に受験者数が増えました。例えば、大妻、逗子開成や市川の男子、山脇、かえつ有明の女子、都市大附属、広尾学園、渋谷幕張、立川国際でしょうか。出題形式・難易度・分量を変えたところもあります。渋谷幕張では1813年発行の長編小説「傲慢と偏見」が題材となり、エッセイでは「詩」が使われました。ネイティブの感覚のようなものを測ろうとしているかもしれません。頌栄女子学院では問題が難しくなり、問題量も増えました。男子の聖光や海城では、圧倒的な算数の力+英検準1級レベルの英語力が必要であることは昨年度以上に顕著かもしれません。ある学校の面接内容と別のある学校の作文の課題が全く同じということもありました。また、人気がばらけたという見方もできます。以前は、「男子ならとりあえず~~中は受験して」というのがありましたが、今年もそうではないようです。その中でも、広尾学園と学芸国際中等が人気だったようです(英語受験)。いずれにしても、全体的には「学力重視」や「バランスがとれた生徒」という傾向に拍車がかかっている気がします。

高校受験

  • 一言で言うと「全体的に入試問題は易しくなっている」ことに尽きます。今年度は慶應義塾や慶應女子が結果的には狙い目でした。必死に努力したら早慶のどれかには引っかかるという感じがします。その一方で国際基督教大学高(ICU)は以前より入りにくくなったように思います。現地校やインター校の成績は抜群で英検1級も持っているという生徒でも残念な結果になっています(SFCや慶應女子には合格しています)。自信があっても書類や面接だけに頼るのではなく、3科目の学習をきちんとしなければなりません。勉強した分だけ報われる(帰国枠受験実施高校の8割はそうだと思います)3科目入試の準備が不可欠です。

Q2. 2018年の受験ではどのような変化を予想していますか。

中学受験

  • 国語・算数・英語・面接・作文・適性検査/思考力型などを組み合わせた入試が多種多になってきていますので、人気の分散は起こるかもしれません。帰国生に期待している学校は非常に多くあります。帰国生に対する理解も面倒見も大変すばらしいです。その一方で、帰国生側もきちんと準備をしなければなりません。卓越した英語力、標準的な国語と算数の力。これらがあれば2018年度入試でも受験校選択の幅を狭める必要はないでしょう。

高校受験

  • 中学受験ほどではありませんが、高校受験でもさまざまな形態の試験があります。しかしながら、国語・数学・英語の3科目をきちんと準備することで、「努力が裏切られない」受験結果を得られる傾向は続くでしょう。その中身に、2020年度大学入試改革の流れに乗って、長文化・難文化・記述化などは加わっていくかもしれません。

Q3. 詳細 これから受験をするお子さまと保護者の方に具体的なアドバイスをお願いいたします。

  • 帰国枠受験は「情報戦」とも言えます。友人・知人、インターネット、一時帰国の際の学校訪問などを通じて、情報を収集し、取捨選択する必要があります。
  • 勉強面に関しては、「やっておいた方が良い勉強」と「やらなくてはならない勉強」を分けて考える必要もあります。特に、受験勉強開始のタイミングで遅れをとっている生徒さんにあてはまります。算数のそのレベルの問題はやるべきなのかどうか、理科・社会の学習は続けるべきなのかどうかなど、個々にアドバイスは異なります。海外会場での入試も含めると10月や11月から入試は始まります。帰国生に残された時間はそれほどはありません。
  • 英語力に磨きをかけてくれる学校、大学受験の準備をしてくれる学校、大学附属の学校などご家庭の方針により選び方も変わります。選んでいる最中には入試科目や難易度についても気になります。情報の入手が困難だったり、取捨選択に迷ったり、そういう場合は学習塾に頼っていただければと思います。
  • 海外で日本の中高受験に向けて勉強している生徒さんには、最低限「模試の受験」を推奨します。模試を受けることが念頭にあって日々学習をするのと、そうでないのとでは今後の成績への影響が大きく異なります。また、受験校の選定に関しても模試の成績資料がないとなかなか適切な判断や助言をさせていただけません。十分な勉強をしていないからと言って模試を回避したがる生徒さんもいますが、模試は「学力の健康診断」でもあります。受けてみてこそ、受験を乗り切る第一歩になると考えます。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
LINEで送る
Pocket

PAGE TOP