大学
関西学院大学
住所 | 兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155 |
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WEB | http://www.kwansei.ac.jp/index.html |
関西学院大学では、大学を飛び出して実社会を経験する「実践型学習(ハンズオン・ラーニング)」を推進しています。今回は国際学部のゼミの活動の一部を紹介します。

左から国際学部3年生の田島紡蘭さん、澤果林さん、山下明莉さん。イベント会場はたくさんの来場者でにぎわいました。
昨年11月の土・日曜の2日間、日本酒に親しんでもらうイベント「酒うらら」がシンガポールのノベナ駅近くのショッピングモールで開催されました。関西学院大学の学生3人が企画・運営したもので、多くのビジネスマンや女性が日本酒カクテルや原酒を楽しみました。
学生は、国際学部 木本圭一ゼミ(企業分析)に所属し、地元・兵庫県西宮市の酒造メーカーなどと連携し、日本酒の魅力をPRする「関西学院大学日本酒振興プロジェクト」に取り組んでいます。日本酒を使った創作カクテル「宮モヒート」をイベント等で販売して直接消費者の感想を聞いたり、酒造メーカーと共同で商品開発したりするなかで、海外で活動を展開することを提案。学生たちは日本で酒造メーカーとやり取りしながら、シンガポールの企業ともメールやLINE等で交渉を重ねてきました。
マレーシアで生まれ、シンガポールで高校まで過ごした田島紡蘭さん(国際学部3年生)は「シンガポールには、世界各国から多様な人種やビジネスマンが集まっています。シンガポールで日本酒の魅力が伝われば世界に広がると考えました」と今回の狙いを語ります。2年生の時にシンガポールに留学した澤果林さん(同学部3年生)は日本での実績を元に、女性や若者をターゲットにしたオリジナルの日本酒カクテル「シンガポールサンライズ」「グレープフルーツサマー」を自ら考案しました。「シンガポールでは日本酒は高級酒というイメージが強いですが、家庭で身近なフルーツで割って楽しんでもらうスタイルを提案すれば、新たなイメージを生み出せます」と話します。
開催数日前にイベント会場が変更になるハプニングもありましたが、「臨機応変に対応しなければならないことも学べました。企業に対して提案が通らなくてやめたくなった時もありましたが、本来の目的に立ち返り相手の立場にたって提案内容を見直しました」と振り返ります。特に、「仲間の存在は大きかった。それぞれ行き詰まった時は互いに助け合い、納得いくまで話し合って実現できました」と声をそろえます。
澤さんは、「ゼロからイベントを立ち上げて成功できたことは大きな自信になりました。チームワーク力やコミュニケーション力がついたと思います」、田島さんは「日本文化を海外でどのように伝えるかにますます興味がわきました。今後も自ら行動を起こしてきたい」と話しています。
学生からのメッセージ
田島紡蘭さん(国際学部3年生)
早稲田渋谷シンガポール校から協定校推薦で進学
関西学院大学は学業だけでなく部活動や好きなことにも取り組んでいる学生が多いのが特徴です。特にグローバル人材の育成に力を入れていて、JICAや国連ユースボランティアなどのプログラムが充実しており、私の周りでも多くの友人が参加しています。一つのことだけでなく、複数のことに挑戦することが当たり前な風土があります。そんな環境の中、ゼミの仲間や先生からたくさんの刺激を受けています。
澤果林さん(国際学部3年生)
啓明学院高等学校から継続校推薦で進学
大学は自らしたいことを選べる場所だと思います。何かに挑戦したいと思った時、関西学院大学にはさまざまなプログラムや情報があります。私は副専攻プログラム(MS)を利用して他学部の授業も体系的に履修したり、関西学院大学とカナダの3大学(マウント・アリソン大学、クイーンズ大学、トロント大学)が協働で運営するバーチャル・カレッジにも参加しています。出会いが多く、視野が広がっていくことを実感しています。
関西学院進学チャート
関西学院は幼稚園、小学校、中学校、高等学校、短期大学、大学、大学院とインターナショナルスクールを擁する総合学園です。スクールモットー“Mastery for Service(奉仕のための練達)”を体現する世界市民を育成しています。
関西学院大学・高等部・中学部・初等部・幼稚園
関西学院千里国際高等部・中等部・大阪インターナショナルスクール
聖和短期大学
〒662-8501 兵庫県西宮市上ケ原一番町 1-155
http://www.kwansei.ac.jp/
関学関西学院大学(西宮上ケ原キャンパス)へ
JR大阪駅・JR三宮駅から電車とバスで約30分
TEL:+81-798-54-6017
FAX: +81-798-51-0912
※2017年1月10日現在の情報です。