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子宮頸がんとHPVワクチン

2012.06.25

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子宮頸がんとHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン

子宮頸がんが若い女性に増えているという話を聞いたことがありますか?20-30代の女性に一番多いがんは子宮頸がんです。また、30代の女性に子宮頸がんが一番多く発見されています。

子宮頚がんの原因になるHPV

 子宮頸がんの99%はHPVの感染が原因です。HPV(Human Papillomavirus、ヒト乳頭腫ウイルス)は、非常にありふれたウイルスで100以上の型があります。足、膝、指によくできる、子供に多く見られる皮膚のイボ(ウイルス性疣贅)がありますが、このイボの原因もHPVです。皮膚に感染しやすい型と粘膜に感染しやすい型があり、性器や女性の膣の中にもしばしば検出されます。世界中で最もありふれた性感染症といわれており、多くの人が、生涯のうち一度はHPVに感染していると考えられています。特に性的活動性の高い20-30代の女性に多く検出されます。

HPVの型(高リスク型と低リスク型)

 HPVに感染しても何の症状もありません。ほとんどの場合、いつの間にか消えてなくなります。しかし、HPVの中には、長く細胞内に留まり、がん化しやすいタイプがもあります。HPV16型、18型などが代表で、高リスク型HPVに分類されます。低リスク型代表はHPV6型、11型で、がん化の危険は低いですが、しばしば性器や外陰部に感染し、尖形コンジローマとよばれるイボの原因になります。

 2種類のHPVワクチン

 HPVワクチンには2種類あります。GardasilとCervarixです。セクシャルデビュー前の10代女性はどちらかのワクチン接種をおすすめします。20代以上の女性にも適応があるので医師に相談してください。また、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)では 尖型コンジローマの予防のために9歳から26歳までの男性に対してGardasilのワクチンを推奨しており、アメリカやシンガポールではGardasilの男性への接種適応があります。(日本では男性への接種は実施されていません)

子宮頚がん検査

 HPVワクチンを接種しても、予防接種に含まれていない他の高リスク型HPV(52型、58型など)の感染予防効果は不十分です。20歳になったら、性経験の有無に関わらず、子宮頚がん検査を定期的に受けましょう。

  当クリニックでは、HPVワクチンを2種類ご用意しております。子宮頸がん検査も実施しています。どうぞお気軽にご相談ください。

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