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歯槽膿漏(のうろう)の原因と予防法

2012.09.25

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ヘルスウェイジャパニーズメディカルセンター 山本能康医師

一般的に歯槽膿漏の原因は「歯石がたまること」が原因で症状が現れると言われています。歯石の正体は「細菌のかたまり」。歯石がこびりついていると、細菌の毒素の影響で歯ぐきに炎症が起きたり、歯の周りの骨が溶けたりして歯槽膿漏につながるのです。

「丁寧な歯磨き」が一番の予防法

 やはり、歯槽膿漏を防ぐには「歯石が付かないように歯をしっかりと磨くこと」が重要です。

 歯石は、主に「下あごの前歯の内側」と「上あごの奥歯の外側」に付きやすいので、日頃の歯磨きからこの部分を重点的に磨くとよいでしょう。

 また、歯磨きの後に口の中を鏡で確認することも効果的です。下あごは口を開けると鏡で確認しやすいので、磨き残しがあればもう一度この部分を磨いて汚れを落としてあげるとよいでしょう。

 下あごの前歯の歯と歯の間は「デンタルフロス」を使って隙間の汚れを落としてください。歯ブラシだけでは口の中の汚れのうち70%くらいしか落とせないと言われています。この部分は最もフロスを使用しやすい部分ですので、歯槽膿漏予防だけでなく虫歯予防のためにも使用されることをおすすめします。

歯石と唾液の大きな関係

 歯石予防には歯磨き以外にも「唾液(だえき)の分泌量を増やすこと」が重要です。実は、唾液の分泌量と歯石の付き方には大きな関係があります。唾液の分泌量が多いと、唾液で歯の汚れが洗い流されるので歯石が付くことを防ぐことができます。特に、お子さまの口の中は大人に比べて唾液の分泌が多いため、歯石がめったに付くことがないのが一般的です。

「噛む習慣」が歯石予防につながる

 しかし、ここ最近、ぽっかりと口を開けているせいで口の中が乾燥して汚れがこびりつき歯石がついているお子さまがいます。また、現代人はファストフードなどを食べることが多いので、飲み物と一緒に流し込んで食べる習慣が身についてしまい、噛む回数が極端に減っているせいで唾液の分泌が少なくなっていると言われています。近年、中高生の歯肉炎が増えてきたと言われていますが、おそらくこういったことが関連しているように思います。

 歯石予防、歯槽膿漏予防のためにも、お口の乾燥を防ぎ、普段の食事からしっかりと食べ物をよく噛んで、唾液の分泌量を増やす習慣を身につけることが大切です。

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