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日本人学校?インター校?現地校? 学校選択を考える

日本人学校?インター校?現地校? 〜 学校選択を考える 〜

2013.04.25

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異国の地でお子さまの学校を決めるとき、多くの保護者は「日 本人学校」「インター校」「現地校」の選択肢の中で迷われることで しょう。「日本語を確立させたい」「海外ならではの経験をさせたい」 と、両方を願う方が多いと思います。 このお悩みは来星が決まったときだけでなく、はじめての幼稚 園選びや学年の節目の度にいだく共通の悩みではないでしょうか。 編集部では、「学校選び」について専門家の方々にアドバイスを いただきました。お子さまの学校を決める際に、ぜひ参考にして みてください。※掲載は 50 音順

 ◎ISS International School 校長 Margaret Alvarez

「どの学校に通うか」を決めるとき考慮すべきことはいくつかあります。生徒 の学習スタイル、シンガポールまたは海外での駐在期間、大学で希望する進路、 各学校で提供されている教育プログラムとその学校のカルチャーです。

インター校かローカル校が候補になる場合、必ず考えないといけないことは、 その候補校が生徒の家庭における言語、すなわち日本語の発達を支える体制を 取っているかという点です。特に編入時、すなわち日本とは異なる新しい教育 システムに移るときと、帰国や大学進学時といった大切な時期のサポート体制 は欠かせません。移行が一番うまくいくのは、日本に幅広い人脈を持ち日本の 教育システムを深く理解する熱心なスタッフが学校にいる場合でしょう。

カリキュラムに関しては、生徒が好む学習方法に近いことや、得意科目が選 択できることが重要です。インター校かローカル校でしたら、ESL プログラム(英 語を第二言語とする生徒のための補習クラス)が非常に大切なのは言うまでも ないでしょう。どのような形式でどれくらいの期間サポートしてもらえるかが、 その後の学習成果と学ぶ意欲に大きく影響します。ESL プログラムが学校全体 の教育プログラムからかけ離れているより、全体との連携の中で存在している ほうが望ましいでしょう。

最後に、同年齢の生徒と一緒に学ぶという点も大切にしてください。異なる 年齢層の学年に編入すると友人との付き合いも難しく、心理的な葛藤が生じる かもしれません。転校するということは、何歳であっても生徒にとって大変な ことです。だからこそ、学校の支援のもとで、その年齢特有の関心や悩みを持 つ友人と過ごすことが重要なのです。

◎Eis インターナショナルプレスクール園長 峯村敏弘

日本人にとっての「インターナショナル教育」とは、まずはきちんとした日 本人として成長した上で他の文化を受け入れることだと思います。挨拶をする、 靴を並べて脱ぐ、時間を守る、規則を守る、同じ目的に向かって助け合うなど、 他の国の人から見るとその行動は驚くようなことであっても、日本人としてそ この部分が欠けてしまうと簡単に信頼を失ってしまうでしょう。まずは「日本 人としての常識もつ」ことが大切なのだと思います。

ふるまいだけでなく、思考言語である「日本語」が豊かであることも大切です。 日本語が貧しければおのずと思考は稚拙にならざるを得ません。 もう一つ大切なことがあります。それは、日本人以外の人との間に「愛情を 循環させられるか」ということです。例えばイギリスで嬉しいことがあった時 に、「イギリスは○○先生の母国だから、よかったな」と思え、悲しいことが起 きた時に「○○先生やご家族は無事だろうか?」と思える。日本以外で起きた 嬉しいことも悲しいことも、自分には関係ないと捉えるのではなく、共に喜び、 心配し、共感する心を持つことが大切なのです。世界が自分と繋がっているこ とを頭だけでなく心で理解することが重要だと思います。

学校選びについては、基本的には小学校の低学年まで(文法を学べる年齢になるまで)は日本語優先にする方が良いと思います。しかし、インターナショナルスクールではいろいろな国籍の先生がいます。1、2 年の短期間であれば、日本人以外の先生とふれあえる貴重なチャンスなので、それを生かすことも価値の高いことだと思います。

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