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21世紀のICT教育

21世紀のICT教育 第2回-1

2013.11.25

  • ICT教育
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Panasonic System Communications Asia Pacific    稗田 政秋 社長

教育現場の一歩先を見据えた商品化

もともと家電から出発している当社では、ICT教育においても、教育現場の先生、学生、更には保護者の潜在的ニーズをアイディアに反映し、3~5年先を見据えて商品化をしています。 今回のTemasekでのプロジェクトでは、 変わりゆく教育現場と学習指導のトレンドに対応しながらICTソリューションを提供しています。

実証実験に適したシンガポール

先進諸国においては、ハードウェアの共通化とクラウド化が進んでいるため、教育関係機関のICTの水準も大きな差はないと思います。その中でも規制や縦割り行政などの弊害が比較的少ないシンガポールは、官民一体となってひとつの目的のために進むスピードが秀でています。つまり、トップダウンで実証実験を行うには非常に恵まれた環境と言えます。TemasekでのICT教育の取り組みがひとつの弾みとなり、その有効性が広く周知されれば、シンガポール全域の教育現場で一斉に活用されることもありえるでしょう。

 

ICT教育指導者への研修

教科書の代わりにタブレットを配布しようという発想は増えていますが、各国の教育のスタンスはさまざまです。国際的な学力調査ではフィンランドやシンガポールはトップクラスですが、今後はICTという「道具」については、いかに活用しどのように教えていくかが問われていくと思います。

ICT機器は設置は1週間ほどですが、現場の先生にその機器を使いこなしていただくには、かなりの時間が必要です。ICT環境で育った生徒の方が機器の操作をより得意とすることもあるため、先生へは当社が約半年程度の研修をおこなっています。

 

今後の展望

筆圧の違いまでだせる感受性の高い電子ペンや、指そのものでディスプレイに書き込めるようになるなどの使い勝手の良さが改善されるだけでなく、今後はハイビジョンの約4倍の高画質を実現した「4K」がICT教育の分野でも活用されることになります。今までのハイビジョンでは不可能だった微細な図面をきれいに映し出すタブレットが普及すれば、デザイン分野など多くの分野での教育の質的向上にも貢献できるでしょう。

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