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特別企画

「シンガポール算数」ってなに?

2015.11.25

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シンガポール算数の特徴

◎文章題が多い。
◎「Bar Model(バー・モデル)」という図を描いてから問題を解く。

入門編
とにかく文章題の内容をバー・モデルで描く

例 題 :
青いボタンが2つ、赤いボタンが3つあります。ボタンは全部で何個ありますか。
① 実際に机の上に、青いボタンと赤いボタンを取り出して並べ、数える。
② バー・モデルを描く

③ 式を立てて、解く2+3=5

このような図を教科書や黒板で見て問題を解くことは日本の小学校でも行われていますが、重要なのは、実際に自分で描くことです。シンガポール公立校の授業では、上記のような最も単純な足し算・引き算の問題でも、1年生の時から必ずこのバー・モデルを描くことを徹底しています。その徹底ぶりは、「頭でできるから」とバー・モデルを描かずに、式と答えを書いただけでは、減点されてしまうほど。シンガポール算数で訓練されるのは、「多種多様な文章問題の内容を、適切なバー・モデルで表せるようになること」です。

上級編
代数の概念も

例 題 :
アマンダとメイリンは、同じ数だけシールを持っています。アマンダが5枚使った後の残りの枚数は、メイリンが19枚使った後に残った枚数の3倍です。メイリンは、最初に何枚のシールを持っていたのでしょうか。


ここで1 Unitに設定したのは、メイリンが19枚使った後に残った枚数です。このバー・モデルを見ると、19と5の差にあたる部分が、Unit 2個分であることが容易にわかります。
式:
2 Units = 19-5 = 14
1 Unit = 14÷2=7
よって、1 Unit = 7

最初に持っていた枚数は 7 + 19 = 26
使った計算は、非常に簡単な、引き算と割り算だけです。

日本の中学数学では、このような問題に対しては代数xを使って式を立て、解を導きます。
3x + 5 = x + 19
問題文をバー・モデルに表すことができると、小学校中学年までに学習した計算方法だけで、一見複雑な文章題をとけるという点が、シンガポール算数の最大の特長と言えます。

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