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早稲渋への道

vol.2 学習編

2012.06.25

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 国公立大学での多数の合格実績に加え、早稲田大学の内部推薦枠と有名私立大学の指定校推薦枠を多数もつ早稲田渋谷シンガポール校(通称:早稲渋)。推薦枠は早稲田大学が49人に増え、東京六大学と関関同立で81人となりました。 これらの入学推薦枠を得るためには、校内の成績によって判定される推薦ポイントを上げなくてはなりません。そのためにはどのような勉強をすれば良いのでしょうか。専門家に聞きました。

早稲田アカデミーシンガポール ウエスト校 校長 高沢 祐治さん

 早稲田渋谷シンガポール校の入試教科は国数英の3教科入試、高校入学前はこの3教科ばかり学習していた人も多いでしょう。しかし、高校入学後の定期考査では当然3 教科だけでなく、理科、社会などの試験も行われます。特に高1 の定期考査では、理科の試験が2 科目(化学、科学と人間生活)、社会については3 科目(日本史、世界史、現代社会)あり、理社の占めるウエイトがかなり高くなっています。全体としては、中間考査では通常11 科目、期末考査では13 科目の試験がそれぞれ4日間の日程で行われます。

【参考】 高1 定期考査試験科目 (※)は期末考査のみ実施

現代文 古典 世界史A 日本史A 現代社会 数学Ⅰ 数学A

科学と人間生活(生物等) 化学 保健(※) 英語R 英語G 英語OC(※)

 定期考査に向けた学習において留意すべきポイントは「国数英3教科の学習を早めに定着させ、テスト前に理社の学習時間を可能な限り割く」ということです。国語は授業中集中して聞き、ノートにしっかりまとめておくことが大切です。数学は学校で配布される2冊の問題集(特に教科書準拠問題集のA 問題とB 問題)にその都度取り組むことです。英語は予習で疑問点をもって授業に臨み、授業時にその解決に努め、ワーク等を活用して早めに復習しておきましょう。理科は、直前期に化学の問題で計算式が立てられず焦っている生徒が多く見られますので、早めに理解定着を図ることをお勧めします。また、生物用語や歴史用語について、楽をしようとして目で見て覚えようとする人がいますが、学習効率は決してよくありません。用語を書いたり時代背景を頭に入れながらノートにまとめたりするなど、面倒がらずに手を動かしましょう。

 早稲田渋谷シンガポール校は、早稲田大学内部進学枠49 名、関西学院大学協定校枠15 名をはじめ、多数の大学入学推薦枠があります。このような推薦選考は校内での成績によって判定されます。高1時に占める推薦ポイントの割合は6分の1程度ですが、高2以降の学習の中には高1時の発展学習も当然あり、数値以上の影響が出てきます。もちろん高校生活は勉強が全てではありませんが、納得できる進路選択ができるよう、高1時から日々こつこつと学習に取り組むことが大切です。

駿台シンガポール校 校舎長 石原 照夫 さん

 早稲田渋谷シンガポール校では、様々な目標をもった生徒が一緒に学んでいます。

生徒の目標は以下のように大別できます。

  1. 早稲田大学への推薦獲得
  2. 関西学院大学その他の指定校への推薦獲得
  3. 一般大学入試
  4. AO 入試

 早い段階から国立大学を目指し一般大学受験の勉強に専念したり、早稲田大学にない学部を目指すために指定校やAO入試を主眼に置く生徒もいます。しかし、多くの生徒は比重こそ違っても、ある程度早稲田大学への推薦を念頭に置いているようです。

 周囲から外部受験をすると思われていた生徒が最終的には早稲田大学に進学するケースが最近増えています。また、指定校やAO入試を選ぶ生徒もぎりぎりの段階まで早稲田大学進学の可能性を模索したり、早稲田大学で行ける学部と指定校・AO入試で選べる学部を比較してどちらにするか悩んだりすることがあるようです。

 このように考えると、基本的には早稲田大学(あるいは関西学院大学)の推薦ポイントを少しでも多く獲得できるように日々の学習を進めていく必要があると思います。

 推薦ポイントは、学年ごとの評価と2 年生2 学期以降の実力考査でほぼ決まります。学年ごとの評価は主に定期考査で決まります。したがって、1 年生の間は定期考査で結果を出していくことが大切です。まずは習ったことをしっかり整理して理解し、覚えていき、堅実に得点を積み重ねるのが王道です。一方で、定期考査の中にも初見の問題が混じっています。また、実力考査や模擬試験は基本的に初見問題です。そのため「習ったことを整理して覚える」勉強に慣れてきたら、今度はそれと並行して「初見の問題に対応する実力を身につける」勉強を始める必要があります。

 問題は「実力を身につける」勉強が「整理して覚える」勉強に比べて即効性がなく、勉強の手ごたえを感じにくいことです。しかし初見問題の比重が急激に高まる3年生になってから慌てて実力を身につけようとしてもなかなか難しいと思われます。日ごろからの積み重ねが真の実力を生む土台となります。特に英語はどのコースに進むにしても必須なので、TOEIC や模擬試験、大学入試過去問題などを利用して地道な実力養成を図っていくことをお勧めします。

※本文は2012年6月25日現在の情報です。

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