学校・幼稚園コラム
シンガポール(およびマレーシア ジョホールバル)<br/>インターナショナルスクール 保存版<br/>お役立ちマップ・リスト(2018年3月現在 保存版)

シンガポールではこの時期、多くのインターナショナルスクールで8~9月の新学年に向けて出願を受け付けています。
Springの調べでは、シンガポールには35~40校以上のインターナショナルスクールがあり、そこに通う日本人の児童・生徒は1,800名にのぼります。各学校はカリキュラム、英語補習の充実度、日本語クラスの有無などさまざまな特徴があり、ご家庭によって学校選びの優先事項も多様です。シンガポールでの滞在期間がどの程度か、その後の進路や帰国受験をする可能性など、ご家族で話し合い情報を集めておくのも良いでしょう。今回のマップ・リストがお子さまにふさわしい教育の場を探す一助になれば幸いです。

※シンガポールから通学可能なマレーシア ジョホールバルの学校を一部含みます。詳細は各校にお問い合わせください。

シンガポール(およびマレーシアジョホール)インターナショナルスクールお役立ちマップ・リスト

カリキュラムの略語と正式名称など

米国
<AERO>
American Education Reaches Out
海外校で実施される米国式教育カリキュラム
<AP>
Advanced Placement
高等学校の成績優秀者を対象にした大学相当の高度なカリキュラム
<WASC>
Western Association of Schools and Colleges
米国西部地域私立学校大学協会。アメリカの高等学校修了証・大学入学資格

英国
<A Level>
GCE-Aレベル(General Certificate of Education, Advanced Level)
GCSEの後に受ける2年間の英国高等教育カリキュラム
<GCSE>
General Certificate of Secondary Education
英国義務教育(5~16歳)の修了試験
<IGCSE>
International General Certificate of Secondary Education
海外生のために整備され英国内でも採用されている国際的な義務教育修了試験
<Pearson Edexcel International GCSE>
英国認定機関ピアソンエデクセルによる海外生のための英国義務教育修了試験
<Pearson Edexcel IAL>
Pearson Edexcel International Advanced Level
英国認定機関ピアソンエデクセルによる大学入学準備カリキュラム
<Pearson BTEC Level 5HND Diploma in Business>
英国認定機関ピアソンエデクセルによる実務的学習資格
レベル5ビジネス・ディプロマ

国際
<IBPYP>
International Baccalaureate Primary Years Programme
3~12歳までが対象の国際バカロレア初等教育プログラム
<IBMYP>
International Baccalaureate Middle Years Programme
11~16歳までが対象の国際バカロレア中等教育プログラム
<IBDP>
International Baccalaureate Diploma Programme
16~19歳までが対象の国際バカロレアディプロマプログラム
<IB Certificate>
International Baccalaureate Diploma Certificate
国際バカロレアサーティフィケイト
<IPC>
International Primary Curriculum
国際プライマリーカリキュラム

シンガポール
<Singapore Cambridge Lower Secondary>
シンガポールの中学1~2年生用教育カリキュラム
<Singapore-Cambridge GCE 'O'Level>
GCSEに相当する、シンガポールのセカンダリースクール修了試験

オーストラリア
<AUSMAT>
Australian Matriculation Programme
西オーストラリアカリキュラム
<New South Wales Higher School Certificate>
オーストラリアの高等学校修了証・大学入試資格認定基準
<WACE>
Western Australian Certificate of Education
西オーストラリアの高等学校修了証・大学入試資格認定基準

その他
<ESL/EAL>
English as a Second Language/English as an Additional Language
英語補習のプログラム・クラス

シンガポール
インター校豆知識

新学期:シンガポールの多くのインター校は北半球の学校カレンダーを採用しており、8~9月が新学年となります。オーストラリア系やシンガポール人も入学を認められている学校は、南半球カレンダーをもとに1月に新学年となります。

出願について:インター校の多くではウェイティングリストが存在するので、希望の学校へは早めの見学・出願が必要です。

インター校の種類:外国人子女のみを受け入れる学校と、シンガポール政府の規定によりシンガポール人も在籍している学校があります。学校で発行してもらえるビザの種類(Dependent Pass、Student Pass)に関する条件は、確認しましょう。

日本語プログラム:学校によりカリキュラムの一部として、または放課後の課外活動や生徒が主体となって自習するセルフスタディの科目として学習できるケースなど、さまざまです。受講にあたり、別途料金が必要なこともあります。なお、IGCSEの日本語科目は2017年に試験実施が終了したため、学校によっては別の学習課程を導入しています。詳細は各校に確認しましょう。

英語補習:大きく分けて、入学時に学年相当の母語レベルの英語力を求める学校と、非英語圏からの子女に英語補習プログラムを設けている学校があります。形式には2タイプあり、英語補習クラスに所属しながら徐々にメインストリーム(英語を母語とする生徒のための一般クラス)の授業参加を増やしていくタイプと、メインストリームに所属しながら、取り出し授業などで適宜英語の補習を受けるタイプがあります。補習授業については、別途料金がかかることもあります。

ローカルインター:シンガポール教育省が特別に中学校からシンガポール人の入学を認めているインターナショナルスクールのこと。ACS(International)、Hwa Chong International School、St. Joseph’s Institution International Schoolの3校を指します。

お役立ちリスト

各インター校へのお問い合わせ時には、「Springを見ました」とお伝えください。

シンガポール(およびマレーシアジョホール)インターナショナルスクールお役立ちマップ・リスト

● 2018年3月25日現在の情報です。詳細は各校にご確認ください。
● 住所・電話番号で特に記載がないものはシンガポール国内(国番号+65)となります。
● 日本語・英語補習のプログラムでは、追加の授業料が必要なものもあります。詳細は各校にお問い合わせください。
● ピンク色の学校は、マレーシア・ジョホールバルにあります。

本誌掲載の記事およびデータを無断で掲載および複写することは法律で禁じられています。個人以外のご使用についてはお問い合わせください。

※こちらも併せてご参照ください。

「日本人学校?インター校?現地校?~学校選択を考える~」
専門家からのアドバイスをご紹介しています。
https://spring-js.com/singapore/5534/

インターナショナルスクールの理念・カリキュラムなどをSpring編集部が取材しました。 
インター校の詳細情報はこちら。
https://spring-js.com/singapore/singapore02/international/

『Why インター校?』
次ページをご覧ください。

Why
インター校?

グローバル人材の育成においてますます注目が高まるインターナショナルスクール(以下、インター校)。各学校にそれぞれの魅力があり、お子さまに合った学校を選ぶのは容易ではありません。

学校探しの際は、実際に足を運び、気になる学校の先生や授業を自分の目で確かめることをおすすめします。また在校生の保護者やプロのアドバイザーに話を聞いてみるのも良いかもしれません。

ご家族皆さまで納得のいく学校選びができますように、と願っています。

協 力
GMN(Global Moms Network)シンガポール
シンガポールで教育関連イベントを開催しているお母さんたちのためのネットワーク。本年2月には海外教育スクールコーディネーターの大畑華子氏と草埜圭紀氏をスピーカーに、講演会「インター・ローカルスクール徹底比較」を開催。

インター校の魅力

ここがオススメ!
◆ 多様な国籍の子どもが在籍しており、豊かな異文化体験ができる。
◆ 英語力を自然に育むことができる。
◆ 多くの学校が、国際統一カリキュラムとして評価が高い国際バカロレア(IB)または各国の教育カリキュラムを導入しており、プレゼンテーションやディベート、STEM(科学・テクノロジー・工学・数学を同時に学ぶ教科)やプログラミングなど、
世界標準の学びを経験できる。
◆ 奉仕活動などに参加する機会が多く、道徳観や人間力の向上も図れる。
◆ 国際的に通用する卒業資格であることが多く、大学は日本も海外も選択肢に入れることができる。

こんなお声もありました

◆ 日本的なマナーや掃除の習慣は家庭での取り組みが必要。
◆ 補習校や学習塾での教育を受けることはできるが、日本語の維持には家庭でのサポートが必須。
◆ 保護者の学校行事やボランティア参加があるため、積極的な関わりが求められる。
◆ 生まれ月などにより、日本の学年と一致しない場合があることに留意。
◆ 家族が帰国しても子どもが残る可能性がある場合は、学校によりStudent Pass(学生ビザ)での
在学が可能かどうか、また、寮という選択があるか要確認。

お役立ちチェックリスト

学校訪問やお問い合わせの際には、事前に気になっている項目をリストアップしておきましょう。

チェック項目例
□ 英語が母語レベルではない場合、英語サポート(ESL/EAL)の有無、頻度や時間数など
□ どの学年に入れるか(学校によって年度の区切りが異なるため)
□ 教師陣の国籍の内訳、資格など
□ カリキュラム、宿題についてのポリシーなど
□ 学校の場所や、スクールバスのルート
□ クラブ活動の種類や校外活動の内容
□ 学校の規模、1クラスの人数
□ 授業料、設備費、支払方法など
□ 進学カウンセラーの有無
□ 生徒の国籍の内訳、日本人の割合
□ 学校の設備(校庭の広さ、特定のスポーツや音楽、IT 教育の環境など)
□ 中高生の場合は、大学の進学実績、IBスコアの実績など
□ 日本語学習プログラムの有無、母語レベルかどうか
□ 給食の有無・食堂の環境
□ 長期休暇の時期
□ IBの場合、日本語を選択できるか。高度なHLか、標準的なSLか
□ アレルギー対策
□ 日本人教員・職員の有無
□ 編入可能な時期(ウェイティングリストの有無)
□ 入学・編入試験の有無

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