グローバル化が急速に進み世界との垣根が低くなる昨今、国際社会では各国が協調しなければならない複雑な課題が山積しています。そのような中、英語は必要最低限のスキルの一つと言えるでしょう。海外生活で身につけた英語力を、帰国後もいかに維持・伸長するかは、海外在住のご家庭にとっては、最大の関心事ではないでしょうか。
2021・22年度には、学習指導要領の変更により中学校・高等学校の英語教育も変化の時を迎えました。今後は「英語4技能の向上」とともに「コミュニケーションを図る力」「論理的思考力」を重視した実践的な英語力が求められていくようです。
そこでSpringでは、昨年に引き続き日本の中学・高校の取り組みについて伺いました。Spring誌面などでご紹介している「海外生の受け入れに積極的な学校」にアンケート調査を行い、54校からの回答をもとに、進化する日本の教育現場での英語学習についてご紹介します。
—前号の特集はこちら—
「社会で通用する英語力とは」https://spring-js.com/global/10179/「幼児・学童期に育む英語力」https://spring-js.com/global/10946/「小学校で育む英語力 日本人学校の取り組み」https://spring-js.com/global/12155/「中学校で育む英語力 日本人学校の取り組み」https://spring-js.com/global/12496/「インターナショナルスクールのESL/EAL」https://spring-js.com/global/13290/「日本の学校の取り組み(2020)」https://spring-js.com/global/14230/「日本の学校の取り組み(2021)」https://spring-js.com/global/16081/
◎ 取材協力校一覧(全54校、50音順) 育英西中学校・高等学校、英数学館小・中・高等学校、桜美林中学校・高等学校、大妻多摩中学高等学校、大妻中野中学校・高等学校、海城中学高等学校、海陽中等教育学校、学習院女子中等科、学習院中等科、鎌倉学園中学校・高等学校、カリタス女子中学高等学校、関東学院六浦中学校・高等学校、啓明学院中学校・高等学校、啓明学園中学校高等学校、工学院大学附属中学校・高等学校、佼成学園中学校・高等学校、国際基督教大学高等学校、静岡聖光学院中学校・高等学校、四天王寺高等学校・中学校、芝浦工業大学附属中学高等学校、松蔭中学校・高等学校、昌平中学・高等学校、昭和学院中学校・高等学校、昭和女子大学附属昭和中学校、逗子開成中学校、聖心女子学院、清泉女学院中学高等学校、洗足学園中学校、滝川中学校・高等学校、玉川学園、中央大学杉並高等学校、中央大学附属中学高校、土浦日本大学高等学校、土浦日本大学中等教育学校、田園調布学園中等部・高等部、東京女学館中学校高等学校、東京都市大学等々力中学校・高等学校、東京都市大学付属中学校・高等学校、桐光学園中学高等学校、同志社国際中学校・高等学校、同志社中学校、桐朋女子中学校・高等学校、東邦大学付属東邦中学校・高等学校、豊島岡女子学園中学校・高等学校、ノートルダム女学院中学高等学校、広尾学園中学・高等学校、富士見丘中学高等学校、文化学園大学杉並中学・高等学校、宝仙学園中学校・高等学校、茗溪学園中学校高等学校、目白研心中学校高等学校、森村学園中等部高等部、山梨英和中学校・高等学校、立命館宇治中学校・高等学校 |
今特集では、アンケートでお聞きした質問から、主に以下の点についてお伝えします。
❶ 授業における取り組み
学習指導要領の変更に伴う変化、帰国生対象の取り出し授業、習熟度別授業など
❷ 授業外における取り組み
クラブ・課外活動、外部試験対策
❸ 海外生・帰国生へのアドバイス
日本人学校生・インターナショナルスクール生/現地校生へ向けて
アンケート結果 ...❶ -1
Q. 22年度の学習指導要領の変更に伴い、高等学校の英語の授業内容・テスト出題形式などに変更予定は?
A. 約4割の学校で変更の予定あり。
学習指導要領変更に伴う英語の授業内容・テスト出題形式などにおける変更の有無
今回、回答を寄せていただいた高等学校のうち、半数以上の学校では授業やテストに変更予定はない一方で、約4割の学校では変更を予定していることがわかりました。学校から寄せられた具体的な変更点の一例は次の通りです。「話す」「書く」などアウトプットに重きを置いた授業を増やすことで発信力を強化し、より実践的な英語力が養うことが重視されるようです。
授業における 変更点 | ● 教科書など、教材を変更。 ● 思考力、判断力、表現力を問う問題を出題。「 推論する」「意見を伝える」「相手の意図を汲み取る」などの力を身につけながらコミュニケーション能力・社会スキルの向上を図り、学習を深める。 ● プレゼンテーション、ディベート、エッセイなど多様なアウトプットの機会を増やす。 ● リスニング能力の伸長を重視。 |
テストにおける 変更点 | ● スピーキングテストを導入。 ● リスニングの比重を増加させる。 ● 思考力、判断力、表現力を問う問題を出題。 |
アンケート結果 ...❶ -2
Q. 「帰国生を対象にした取り出し授業」または「帰国生以外も含む習熟度別授業」の実施状況は?
A. 8割以上の学校で、生徒のレベルに合わせた英語の授業を実施
多くの学校で英語力に応じた授業や帰国生を取り出す授業が行われており、限られた時間で英語力の伸長を効果的に促す工夫がされていることがわかります。
「帰国生対象の取り出し授業」・「習熟度別授業」の有無
アンケート結果 ...❶ - 3
Q. 「帰国生対象の取り出し授業」の入級基準は?
A. 導入校での入級基準はさまざま
「帰国生入試での入学」「実用英語技能検定(以下、英検)で一定の級数以上であること」「一定の期間、海外在住歴もしくはインターナショナルスクール在籍歴があること」などさまざまです。帰国から期間が経過していても、一定の成績を収めれば帰国生取り出し授業に参加することを認める学校もあるようです。
アンケート結果 ...❶ - 4
Q. 習熟度別授業のクラス分けの数は?
A. 半数以上の学校で3クラス以上のクラス分けを実施。
習熟度に応じてクラス分けをすることで、適切な指導がされているようです。習熟度別授業では基本的に海外経験を問わずにクラス分けが行われます。1割以上の学校では、5クラスものクラス編成を取っています。
習熟度によるクラス分けの数
Q. 習熟度別授業「最上位クラス」の入級基準は?
A. 中学校では英検2級程度、高等学校では英検準1級程度が最多
習熟度別授業のクラス分けの基準として、英検を指標とする学校が多く、中学生は英検2級、高校生は準1級程度の学力が求められるようです。
【中学校】最上位クラス入級基準
【高等学校】最上位クラス入級基準
Q. 帰国生の英語力を伸ばすための取り組み内容は?
〘各校から多く寄せられた取り組みをご紹介します〙
● 海外の教材や洋書を使用して海外現地校さながらの授業を展開。
● 1クラス10~20名程度の少人数制授業で一人ひとりに目の届く授業を行う。
● ネイティブ教員による授業を中心に構成し、アカデミックスキルの向上を目指す。ネイティブ教員が独自のカリキュラムを作成している場合も。
● 日本人教員・ネイティブ教員によるTeam Teachingでさまざまな側面から生徒を評価・指導する。
※ネイティブ教員とは、英語を第一言語とする教員のこと。
アンケート結果 ...❷ - 1
Q. 英語を使用するクラブや課外活動は?
A. 9割の学校が「模擬国連」や「英語ディベート」など英語による課外活動を設置
英語で活動するクラブ・課外活動はありますか?
※複数回答可。
英語を本気で武器にする! ~日本の学校の取り組み~ (2022)
英語の知識や技能を高める方法は、英語の授業に限らず、クラブや課外活動でも英語に触れる時間を増やすことができます。特に設置数の多い「模擬国連」や「英語ディベート」での活動は、時事問題や国際情勢などを英語で論理的に思考する力がつく上、授業以外で発信力を鍛えるという意味でも今後ますます注目されるでしょう。
アンケート結果 ...❷ - 2
Q. 外部の英語試験対策の指導はしていますか?
A. 英検を筆頭に、国内・海外大学に必要な外部英語試験の対策も実施
※複数回答可。
英語を本気で武器にする! ~日本の学校の取り組み~ (2022)
主な外部英語試験
英検 | 実用英語技能検定 | 大学・高校などで英語入試の免除や加点対象などとなることがある。海外留学の語学力証明として認定する学校も。 |
TOEFL | Test of English as a Foreign Language | 大学入試、大学入学後の英語力測定などに用いられることがある。得点により単位の付与、交換留学生の選抜基準として利用することもある。 |
SAT | Scholastic Assessment Test | アメリカの大学が志願者に受験を要求する共通テスト。日本の大学の入学試験の一部として使用されることもある。 |
IELTS | International English Language Testing System | イギリス、カナダ、オーストラリアを中心に海外大学への出願基準として広く認められている。 |
TOEIC | Test Of English International Communication | 大学入試、大学入学後の英語力測定などに用いられることがある。得点により単位が付与されることもある。 |
GTEC | Global Test of English Communication | 日本発。英語4技能を測定する。国内大学で英語入試の免除や加点対象、出願基準となることがある。海外大学でも使用可。 |
アンケート結果 ...❸
Q. 海外での過ごし方や帰国後の英語学習のアドバイスは?
皆さんへのアドバイス
● 現地の人々と交流し、当地の歴史・文化を学び、豊かな価値観を築いてください。その経験が日本でも必ず生きることでしょう。
● たくさんの苦労や困難を乗り越え、その過程で身につけた多様性を受け入れられる視点を自信に繋げてください。
● 海外生活で身につけた積極性・主体性を伸ばしながら、学習や部活動などに生かしてください。
日本人学校生へのアドバイス
● 今培っている日本語の力が他の教科でも生きてきます。今できる学習をしっかりと行い、自信を持ってください。
● 英語に苦手意識があっても心配はいりません。基礎からの指導や習熟度に応じた授業でサポートしている学校がほとんどです。
● 人の移動が制限される中、日本語以外の言語を使う機会が身近にあることは貴重な環境です。時には日本人コミュニティを飛び出して視野を広げましょう。
現地校生・インターナショナルスクール生へのアドバイス
● 多様な価値観・文化の中で国際的な感覚・思考を身につけ、豊かな発想力・創造性を発揮してください。
● 多くの学校で日本のカリキュラムへのサポート体制が整っています。今現在取り組んでいる学びを大切に、時には日本語の本などにも触れておきましょう。
● 当地で培った英語力を発揮できる場が日本の学校にもたくさんあります。継続して英語力を磨き、国際活動のリーダーとしての活躍に期待しています。
専門家の声
海外で生活をしている期間、そして帰国後にどのように英語を学ぶのが効果的なのでしょうか。専門家の先生に伺いました。
何よりも「強い動機付け」を
言語学博士 服部 孝彦 先生
海外子女教育振興財団外国語保持教室アドバイザー
大妻女子大学大学院教授 早稲田大学講師
Q 海外で英語を学ぶ際に「大切にすべきこと」はありますか。
A 日常英会話の枠を越えた「高度な英語力」を身につけましょう。
言語能力は主に2つの能力があります。日常会話能力を意味する「基本的対人伝達能力(Basic Interpersonal Communicative Skills, BICS)」と、アカデミックな英語を意味する「認知・学習言語能力(Cognitive Academic Language Proficiency, CALP)」です。子どもたちにとって、将来強い武器になる英語力は後者の「認知・学習言語能力」で思考力を要する高度な能力です。相手を論理的に説得できる真の英語力ですので、海外でぜひ習得してください。
Q 帰国後も英語力を保持・伸長するコツはありますか。
A「 読む力」を大切にしましょう。
言語力は、話す・聞く・読む・書くの4技能に分けることができ、話す・書くが「能動的な力」、聞く・読むが「受動的な力」に分類されます。日本に帰国すると「能動的な力」は急速に衰えますが「受動的な力」はそれほど急には失われないことが研究から明らかになっています。帰国後は、「読む力」をしっかりと育成することが、英語力の保持と伸長に役立つでしょう。
Q 家庭ではどのようにサポートできますか。
A 英語に対する強い動機を持てるようサポートしましょう。
子どもに英語力を習得させるためには、「動機づけ」が極めて重要だということが研究でわかっています。動機づけには「統合的動機づけ(integrative motivation)」と「道具的動機づけ(instrumental motivation)」の2種類があります。「統合的動機づけ」 は、取得したい言語話者の集団やその文化・社会への好意的な態度に基づくものです。一方、「道具的動機づけ 」は、将来より良い仕事に就いたり、良い待遇を得たりするための手段としての関心に基づくものです。
研究者の間では、「統合的動機づけ」がある方が望ましいとされていますが、どちらであっても、帰国後も子どもが常に強い動機を持てるように保護者の方がサポートしてあげることが大切です。
海外生へのメッセージ
海外生活という貴重な経験を送る皆さんに「Step out of your comfort zone.」という言葉を送ります。自分にとって居心地のよい場所から飛び出し、新しいことに挑むことで大きく成長できるでしょう。
各校が行う魅力的な取り組みの一部をご紹介します。
白百合学園中学高等学校
フランスの修道女会を設立母体として創立以来、外国語教育に注力
<英語クラス形式>
● 中学では全員が英仏2ヵ国語を3年間学習。
英語を週5時間 (帰国生対象の英語クラスでは、週5時間ネイティブ教員が指導。英語圏の現地校の教育課程に準じたカリキュラムで、ハイレベルな英語力の習得を目指す) |
仏語を週1時間 |
● 英語4技能をバランスよく伸ばす学習。
中学 | 学習方法から学習習慣に至るまできめ細やかに指導。スピーチ、クリエイティブ・ライティングなど自己表現の機会が豊富。発音テストや即興会話などによる評価も行う。 |
高校 | 社会でも通用する英語力を見据え、多様なジャンルの教材を題材に高度な読解力・表現力の習得へ。 |
<教 材>
● 一般生英語クラスは、日本人教員が検定教科書と文法を強化する副教材、ネイティブ教員が「Metro ※1」を使用。
● 帰国生クラスは、「Impact ※2」と「Real Reading ※3」を使用。
※1…オックスフォード出版局の4技能を伸ばすテキスト
※2…Cengage Learningの4技能を伸ばすテキスト
※3…ピアソンロングマンの読む力と語彙力を伸ばすテキスト
<その他の取り組み>
● 授業内で多読活動を取り入れている。図書室には初心者向けの絵本から上級者向けのペーパーバックまで約5,000冊の洋書を備え、生徒たちの多読活動をサポート。
<海外大学の進学実績・推薦制度など>
● 過去の海外大学合格者は全て国内で学んだ一般生。合格実績として、Georgetown University、Wellesley College、Smith Collegeなど。
● 卒業生による海外大進学講演会も実施。
一般生英語クラスでは週5時間のうち2時間をネイティブ教員が担当。 中3希望者対象のニュージーランド研修。
先住民のマオリ式のあいさつを体験。
※白百合学園中学高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/12408/2/
清泉女学院中学高等学校
多彩なプログラムで「コミュニケーションツール」としての語学教育に特化
<英語クラス形式>
● 中1・2は3つのクラスで、きめ細やかな授業を展開⇨ 中3は4つのクラスへ。
ARE(Advanced Returnees’ English:帰国生対象アドバンストクラス 英検2級以上程度) 英語による授業の90%近くをネイティブ教員が担当 |
AE(Advanced class English:英検3級合格者対象クラス) 全英語の授業の10%程度をネイティブスピーカーの教員が担当 |
SE(Standard class English:スタンダードクラス) |
<海外プログラム>
● 清泉オリジナルの英語を活用した多彩な「国際理解・異文化体験プログラム」で帰国生と一般生がともに英語力を伸ばす。
① 姉妹校の清泉インターナショナルスクールへの「国内体験留学」プログラム。世界60ヵ国約650名の生徒が学ぶ同校に通学し、国際バカロレア認定を受けた授業にオールイングリッシュで参加(1週間)。【中3希望者】 |
② ニュージーランド短期留学(3ヵ月)・語学研修(12日間)。【中3・高1希望者】 |
③ カトリックリーダー研修として行われる「米国ボストンカレッジ夏季研修」には、日本からは清泉生と栄光学園の希望者だけが参加可能(9日間)。【高1・高2希望者】 |
④ アイルランドの姉妹校との交換留学を計画中。 |
<その他の取り組み>
● 国際模擬国連にも積極的に参加。19年度はバンコクとアブダビで行われた国際模擬国連に参加。
● 海外のネイティブスピーカーと、一対一でのオンライン英会話を実施(中3・高1全員。放課後は希望者)
ボストンカレッジリーダー研修。 専任のネイティブ教員による英語の授業。
※清泉女学院中学高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/9354/2/
茗溪学園中学校高等学校
帰国子女受入れ校として1979年創立
「世界的日本人の育成」を目指すIB認定校
<英語クラス形式>
● 英語授業(帰国生向け)
中学 | 英語の時間に週6時間の抜き出しの帰国生英語クラス(外国人教員による授業)に参加。海外のテキストを使用し、英語運用能力の向上とブラッシュアップを目指す。 |
高校 | 選抜を経て「特別クラス」(EEC)に入ると週4時間のネイティブスピーカーによるオールイングリッシュ授業に参加。ディベートや発表などの活動が多く行われより実践的な運用能力の育成を図る。 |
● 中学帰国生クラス・高校英語特別クラス(EEC)の英語力
TOEICスコア平均 5年間の推移 ● 中1海外クラス....700.6点 中2海外クラス....720.8点 中3海外クラス... 782.2点 ● 高1EECクラス.....791.8点 高2EECクラス......791.8点 高3EECクラス..... 850.0点 |
● 帰国生支援
第2外国語講座(放課後週1回 無料で実施) ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語 |
SAT/APテストセンターに認定 →学内で受験可能・受験料も一部補助あり(高校) |
<海外プログラム>
● 留学制度
留学機関AFS・YFU・EIL・JFIE を利用して1年間の留学 |
茗溪学園独自のプログラム(中長期) ニュージーランド:クライストカレッジ(1年)・ネルソンカレッジ(半年) |
茗溪プログラム(短期留学) 「SOSEP留学プログラム」(2週間の交換留学制度) 提携校:イギリス1校、オーストラリア1校、ニュージーランド3校、マレーシア1校 |
その他の研修など ニュージーランド英語研修、タイ学校交流訪問、インドネシア学校交流訪問 スーパーサイエンスハイスクール海外研修(実績:米国・欧州・タイ) |
※国費・私費ともに、積極的に海外留学生を受け入れ(学寮にて生活、寮生との交流・授業参加)。
<3期生もIBDP取得率 100%を達成!>
2022年1月、IBコース3期生(16名)全員が「IBディプロマ」(IBDP)を取得、また、
「バイリンガル・ディプロマ」(Bilingual Diploma)を9名が取得しました。海外難関
大学に加え、国内難関国立大学・難関私立大学合格も続々報告あり。
※茗溪学園中学校高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/968/2/
佼成学園中学校・高等学校
2021年 新たに「グローバルコース」を新設し、世界中からの帰国生を受け入れ
<英語クラス形式>
● 帰国生対象に「取り出し授業」「習熟度別(4段階)授業」を実施。
● ネイティブ教員による豊富な授業と資格試験対策。
グローバルコース (中学校) | シンガポールで2年間研修した教員がシラバスを構築。 「取り出し授業」は週8時間のうち6時間をネイティブ教員が担当。実用的な英会話をカバーし、外部検定対策も行う。 |
グローバルコース (高等学校) | CLIL教材を使用し、グローバル社会で通用する英語力の向上を目指す。「取り出し授業」は週6時間のうち4時間をネイティブ教員が担当。海外大学、総合型選抜入試にも対応。 |
<海外プログラム>
● 多彩な海外プログラムで異文化に触れ、世界的視野をもったグローバルな人材を育成(下記はグローバルコース生必修)。
モンゴル異文化体験プログラム・マニラ平和学習プログラム・タイ フィールド実践プログラム・東南アジアSDGs※研修・アメリカ、アントレプレナーシップ研修 |
<その他の取り組み>
● 新入試を見据え、ICTやネイティブ教員を活用して「英語4技能」を育成。
<2022年度進学実績 速報(3月5日現在)>
早慶上理 51名 GMARCH 107名
※佼成学園中学校・高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/9378/2/
昭和女子大学附属昭和中学校
学内に米国ペンシルベニア州立テンプル大学を新設、一層グローバルな環境へ
<英語クラス形式>
● 本科コース、グローバル留学コースともに少人数の取り出し授業を実施。
グローバル留学コース:高校で全員が10ヵ月カナダ留学へ。 帰国後は補習授業を実施 ⇨ 次学年への円滑な進級をサポート。 |
● 高大連携プログラム
テンプル大学と昭和女子大学のダブルディグリーが可能となり、両大学との高大連携プログラムも充実。 |
<海外プログラム>
● 学園内のインターナショナルスクールや海外研修施設を活用。
① 中高部に隣接するブリティッシュスクールとは、両校の高校生がお互いの校舎で授業を受ける「ショート・エクスチェンジ」など、交流プログラムが充実。 |
② 米国の「昭和ボストン」研修でグローバルな視点の育成へ(12日間)。【中2全員対象】 |
※昭和女子大学附属昭和中学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/12446/2/
田園調布学園中等部・高等部
新たに海外大学進学を後押しする制度が始動、高みを目指す英語教育
<英語クラス形式>
● ネイティブ教員による取り出し授業。
中等部 | 英検2級程度の生徒対象。 中1(週6時間)、中2(週4時間)、中3(週3時間) |
高等部 | 英検準1級以上を対象。 高1・2(週3時間) |
● 取り出し授業以外は中1~高1、20名程度の少人数制(グラマーの授業を除く)。
<教 材>
中等部の取り出し授業では、主に海外の洋書を使用し、ディスカッションやディベートを行うほか、CNNニュースのサマリー練習などを通じて時事英語にも触れ、ライティング力も向上させている。 |
<海外大学の進学実績・推薦制度など>
● 「 海外大学進学協定校推薦入試制度(UPAS)」の加盟校として、校内基準を満たした生徒が海外大学へ進学できる制度が2019年度より開始。TOEFLなどの英語試験と高校の成績で英国・米国・オーストラリア・カナダの大学に出願することが可能(大学によっては返済不要の奨学金を受けることも可能)。
● 同制度の初年度からすでに米国の大学進学者が確定。
※田園調布学園中等部・高等部の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/12962/2/
文化学園大学杉並中学・高等学校
吹き抜けるカナダの風
日本とカナダの二つのカリキュラムを同時並行で
<英語クラス形式>
● 1年次からカナダの教員が主導(希望者)。
中学 | 英検2級以上の希望者は、中1から「DD7プログラム」で理数科目7時間を含めた週17時間の英語の授業を受講可能。授業はすべてカナダブリティッシュコロンビア州の教員が主導。他のクラスも習熟度別で行われ、2年生から「ダブルディプロマ準備コース」と「中高一貫コース」に分かれる。 |
高校 | 「ダブルディプロマコース」では日本とカナダの卒業資格を同時に取得。 英語圏の卒業資格が取得できることで、海外大学ヘの進学がスムーズに。国内の大学も、海外枠での受験が可能で、受験のチャンスが倍増。 |
<海外プログラム>
「ダブルディプロマコース」の生徒は高校1年の夏に5週間のカナダ短期留学。その他、セブ島英会話レッスン、イギリスホームステイ、オーストラリアターム留学など海外プログラムも豊富。 |
<入学生状況>
今年度新中学1年生は150名。その半数が英検級を取得。 新入生の40%は中1からカナダの教員による授業を展開。 英語力のある生徒が増加している。 |
※文化学園大学杉並中学・高等学校の詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/662/2/
<日本にあるインターナショナルスクールもご紹介!>
Harrow International School Appi Japan
ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン
2022年8月開校
日本初「英国式 全寮制インターナショナルスクール」
<英語クラス形式>
● 全科目英語授業。7~9年生(小学6年~中学2年)はハロウ独自の英国式カリキュラム、10~11年生はIGCSE、12~13年生は世界で最も採用されている国際教育課程「英国ケンブリッジ大学Aレベル」を採用。
全教員が各科目の専門職員であると同時に、英語が母国語でない生徒の学びをサポートする英語教育研修を受けた教員でもある。さまざまな科目を通じて、世界のトップ大学で学べるだけの高度な英語力を育成。 |
<海外プログラム>
● ハロウ独自のネットワークを活用したプログラム。
450年の歴史を持ち、伝統校として知られる英国本校をはじめ、アジアにある姉妹校と提携し多数のプログラムを実施。英国本校にて、リーダーシップがテーマのカンファレンスが開催され、世界中のハロウスクールの生徒が集う。コロナ禍でも、プログラミング、数学オリンピック、水泳大会など多数の交流イベントがオンライでも開催。英国・アジアに10校の姉妹校を持ち、交換留学や転校の機会も。 |
<その他の取り組み>
● ハウスと呼ばれる寮では、週末も含め常時「英語のお手本」となる寮長先生との温かい関わりと、世界各国から集まる寮生と英語での共同生活が営まれる。
<海外大学の進学実績・学業実績>
● オックスフォード、ケンブリッジ、インペリアル・カレッジ・ロンドン、エジンバラ、スタンフォード、イェール、UCバークレー、ペンシルベニア、コーネル、トロント、シドニー、メルボルン大学など海外多数のほか、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学など。
● 全校生徒の69%が英国高校卒業資格Aレベル試験での、最高評価A*またはAを獲得(「A*」は90%以上、「A」は80%以上の評価)。
※開校準備中のため、進学・学業実績などは他国のハロウインターナショナル校の実績。
※Harrow International School Appi Japanの詳細はこちら
https://spring-js.com/japan/17707/
※2022年3月25日現在の情報です。最新情報は各機関に直接ご確認ください。