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日星かけ橋交流

日星かけ橋 日本人学校中学部・ラッフルズインスティチューション学生交流

2015.01.09

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シンガポールの名門男子 校ラッフルズ・インスティチューションの交流会レポート

学生交流プログラム~英語による理科教育交流~

日星かけ橋 日本人学校中学部・ラッフルズインスティチューション学生交流

シンガポール日本人学校中学部とシンガポールの名門男子 校ラッフルズ・インスティチューション(Raffles Institution、以下ラッフルズ)が昨秋二日間にわたり「環境・リサ イクル」をテーマに初めての交流会を実施しました。両校の13歳から15歳までの生徒たちが、日頃の学びの成果を英語で発表し合いながら親睦を図りました。

※ラッフルズ・インスティチューションとは、1823年にラッフルズ卿によりSingapore Institution として開校した、シンガポールで最も伝統ある名門男子校。卒業生に歴代首相・大統領を輩出し、優秀な卒業生が各分野で活躍している。

第一日目

日本人学校中学部からは有志の生徒43名が集まり、ラッフルズを訪れました。ラッフルズの先生・生徒から「環境・リサイクル問題」とプロジェクトの一環として参加している、小児がん患者のための社会貢献活動「Hair for Hope」の活動内容の説明を受けました。その後、同活動で集められた一般人の毛髪を材料に黒いインクを抽出する実験に移ります。ラッフルズ生たちが実験手順をサポートし、日本人学校 生からは英語で質問が飛び交いました。

「ラッフルズへ行ってまず感じたのは、学校がものすごく大きかったことです。実験では髪の毛を薬液につけて熱して不思議な気がしましたが、外国の人と交流することができてとても良い経験になったと思います。( 1年FY )」


「髪の毛で実験するという発想がおもしろかったです。これを機にラッフルズとの交流が深まれば良いなと思いました。また、 発表準備ではパワーポイントの使い方を詳しく学ぶことができました。( 1 年 SM )」

日星かけ橋 日本人学校中学部・ラッフルズインスティチューション学生交流

第二日目

ラッフルズの先生・生徒たちが日本人学校中学部を訪れました。日本人学校生43 人が 6 つのグループに別れ、部活や昼休みの時間を使って数ヶ月にわたり準備を重ね、英語のプレゼンテーションを披露しま した。発表資料は、図表だけでなく画像・映像を取り入れ視覚効果を 工夫し、発表ではラッフルズ生に視線を合わせながら相手に伝わるよ うに努める姿が印象的でした。日本の歴史、文化・伝統、現在の社会 状況や科学的分析などを含ませながら、英語で「日本を発信する」視 点で構成されていました。

日本人学校生が発表した 6 つのテーマ
◎ リサイクル理科実験 ◎ 日本の伝統文化とリサイクル
◎ 江戸はリサイクル都市 ~「Mottainai」をシンガポールに~
◎ 海岸に打ち寄せるごみ ~海洋汚染について~
◎ 日本におけるごみの分別
◎ ゴミからビジネス~レジ袋とエコバッグ~

一方、ラッフルズの生徒によるプレゼンテーションでは、各国の環境問題への取り組みの違いや企業のケーススタディなども紹介しながら、世界情勢と科学分野に焦点を当てて論じられました。

日星かけ橋 日本人学校中学部・ラッフルズインスティチューション学生交流

「難しい英語や文法などで困りましたが、プログラムでは自信を持って発表しました。相手の目を見てコミュニケーションを とりながら話すと、より伝わることを学びました。ラッフルズ生がうなずいて聞いてくれたことが、嬉しかったです。( 1年NH )」


「特に印象に残ったのは、日本人と外国人の発表の違いです。 日本人はたくさん調べてたくさん発表しますが、外国人は重要な事実・情報だけで表現豊かに発表していました。すごく分かり易かったので、日本人も見習うべきだと思いました。( 2年RO )」

シンガポール日本人学校中学部
校長 齊慶 辰也先生 より

本校は英語教育に加え、シンガポールにある日本人学校だからこそといった活動を重視しています。星日学生交換プログラム(シンガポール語学センターに通う生徒の受け入れや現地学校への体験入学)、サービスラーニング(Raffles Girls’ School の生徒による中国語講座)、そして今回実施した Raffles Institution との理科教育交流など、現地の生徒との交流事業が幾つもあります。本校の生徒たちは英語習得の必要性を感じています。ゆえにこれらの活動を通して国際感覚を身につけ、異文化理解を深めています

ラッフルズ・インスティチューション
Assistant Department Head of Lower Secondary Science
Ms. Chan Lian Ching より

「リサイクル・環境問題」という本校の生徒が取り組んでいるプロジェ クトを、日本人学校の皆さんとともに発表し合うことができ大変嬉しく思っています。この経験は今後の学習に大きな励みとなるでしょう。

Spring 編集部より

シンガポールを代表する同年代の有名校生の前で、完成度の高 いプレゼンテーションを堂々と発表する日本人学校生の姿に、世界に羽ばたく日本の優秀な若きホープを垣間見た気がしました。

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